Share on LinkedIn
Pocket

直流と交流の特徴は、以下のようになります。

  直流送電 交流送電
違い 電流が一定  
利点
・太陽光発電などをそのまま使える。
・システム全体のでは電力損失が少ない。(省エネ効果が高い)
・電圧が簡単に変えられる。
・事故の時など電流を遮断しやすい。
欠点 電圧の変換が難しい。
直流に変換すると電力が損失する。

 

近年、半導体の技術の進歩により、直流が再度見直されています。大電力の「遮断」及び「電圧の変換」が直流の課題ですが、それがクリアされてきたのです。

 

送電は、交流が標準になっていますが、実は、身の回りは結構直流です。携帯電話、PCはじめ通信機器、テレビ、(電気自動車!)など、いわゆる「電子基板」で制御されているものは、すべて直流です。送電された交流を機器が直流に変換しています。(実は、都市部の電車は、直流送電で、地方は、交流送電です。これについては、またの機会に述べましょう。)

また、直流モータがどんどん普及してきています。交流モータとの違いは、電流、電圧が一定なので、電気を送る量を調整することで、動く量を容易に調整できるようになりました。ロボットや自動機器の可動部に大活躍しています。ですので、交流→直流とわざわざ変換しないで、直接利用すれば、効率がいい!ということになります。NTTのデータセンターなど、直流給電でシステムを組み、消費電力を最大20%削減できたとも言われています。

 

また、注目は、「パワーデバイス」という、半導体スイッチが実用化されてきました。いままで、半導体のスイッチングは、低電力で活用されていましたが、高電力でも活用できるようになってきました。高電力の直流のオンオフが比較的安全に素早くできるようになり、直流でも回路ごとに必要なときだけ電気を流せるようになりました。現在、あの新幹線でも活用を実証実験がされています。最大40%消費電力の削減がされる見通しだということです。

 

直流vs交流の戦いの第二弾が始まっているとも言われています。戦いというより、「共存」という面が強いかもしれません。

電気といっても実はいろいろな場面で、いろいろな形態で活用されています。今後も技術の進歩により、より効率的に利用されていくかと思います。ちょっとそんなことに思いを馳せながら、身の回りのものを見ていきたいと思います。(しかし、テスラって、蓄電池や電気自動車やってるけど、科学者テスラさんは交流だっだじゃん!)

 

(記:黒田浩明)

 

 

 

蓄電池の基本 ーその1ー

Tesla(テスラ)の蓄電池、PowerWall2ってどうなんだろう?HPから見る4つの疑問

https://res.cloudinary.com/hv7dr7rdf/image/upload/v1528417803/denryuu_jzylx7.pnghttps://res.cloudinary.com/hv7dr7rdf/image/upload/c_crop,h_295,w_295,x_90,y_0/h_150,w_150/v1528417803/denryuu_jzylx7.pngaltenergy技術ecology直流と交流の特徴は、以下のようになります。   直流送電 交流送電 違い 電流が一定   利点 ・太陽光発電などをそのまま使える。 ・システム全体のでは電力損失が少ない。(省エネ効果が高い) ・電圧が簡単に変えられる。 ・事故の時など電流を遮断しやすい。 欠点 電圧の変換が難しい。 直流に変換すると電力が損失する。   近年、半導体の技術の進歩により、直流が再度見直されています。大電力の「遮断」及び「電圧の変換」が直流の課題ですが、それがクリアされてきたのです。   送電は、交流が標準になっていますが、実は、身の回りは結構直流です。携帯電話、PCはじめ通信機器、テレビ、(電気自動車!)など、いわゆる「電子基板」で制御されているものは、すべて直流です。送電された交流を機器が直流に変換しています。(実は、都市部の電車は、直流送電で、地方は、交流送電です。これについては、またの機会に述べましょう。) また、直流モータがどんどん普及してきています。交流モータとの違いは、電流、電圧が一定なので、電気を送る量を調整することで、動く量を容易に調整できるようになりました。ロボットや自動機器の可動部に大活躍しています。ですので、交流→直流とわざわざ変換しないで、直接利用すれば、効率がいい!ということになります。NTTのデータセンターなど、直流給電でシステムを組み、消費電力を最大20%削減できたとも言われています。   また、注目は、「パワーデバイス」という、半導体スイッチが実用化されてきました。いままで、半導体のスイッチングは、低電力で活用されていましたが、高電力でも活用できるようになってきました。高電力の直流のオンオフが比較的安全に素早くできるようになり、直流でも回路ごとに必要なときだけ電気を流せるようになりました。現在、あの新幹線でも活用を実証実験がされています。最大40%消費電力の削減がされる見通しだということです。   直流vs交流の戦いの第二弾が始まっているとも言われています。戦いというより、「共存」という面が強いかもしれません。 電気といっても実はいろいろな場面で、いろいろな形態で活用されています。今後も技術の進歩により、より効率的に利用されていくかと思います。ちょっとそんなことに思いを馳せながら、身の回りのものを見ていきたいと思います。(しかし、テスラって、蓄電池や電気自動車やってるけど、科学者テスラさんは交流だっだじゃん!)   (記:黒田浩明)      -再生可能エネルギーの総合情報サイト-
1 2