2019年問題。

約56万件の住宅用太陽光発電がFITによる買取期間の終了を迎えます。

従来と比べて売電価格が一気に下がってしまうことが予想されているため、

売電のメリットがほとんどなくなっても、人々が太陽光発電を継続させるために、

行政も民間もさまざまな手を打ちはじめました。

(2019年問題についての詳細は、下記の過去記事をご参照ください)

 

太陽光発電の2019年問題を知ってますか?

 

 

その中で、注目したいのがエコキュートです。

8月には、コロナが京セラと共同開発した新製品を発売していて、

パナソニックも11月末に同タイプの製品を売り出すと発表しました。

 

この2つの新型エコキュート、実は従来製品と真逆の仕組みを搭載しているんです。

従来のエコキュートは、電気代が安い夜間に湯を沸かし、

日中に使うことで電気代を節約する仕組みでした。

ところが、新型のエコキュートは逆に夜間の稼働を減らします。

その代わりに、太陽光発電システムと連動させ、

日中の余剰電力を活用して湯を沸かす仕組みなのです。

つまり、日中も夜間もできるだけ電気を買わなくて済むわけで、

売電から自家消費へと太陽光発電のトレンドが移行していることがわかります。

 

ちなみに、コロナの製品はHEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)の

AI(人工知能)が前日までの電力消費パターンや翌日の天気予測から

余剰電力の発生量を予測して沸き上げ運転を制御。

パナソニック製品は、翌日の天気予報をチェックして

手動でソーラーチャージャーを設定できるようになっています。

 

では、新型エコキュートのシステムを活用すると、

どのくらいの電気代削減が期待できるのでしょうか?

次ページでシミュレーションしてみたいと思います。

 

https://res.cloudinary.com/hv7dr7rdf/images/f_auto,q_auto/v1508219137/087351_ysdin3/087351_ysdin3.jpg?_i=AAhttps://res.cloudinary.com/hv7dr7rdf/images/f_auto,q_auto/v1508219137/087351_ysdin3/087351_ysdin3.jpg?_i=AAaltenergy節電蓄電simplelay  2019年問題。 約56万件の住宅用太陽光発電がFITによる買取期間の終了を迎えます。 従来と比べて売電価格が一気に下がってしまうことが予想されているため、 売電のメリットがほとんどなくなっても、人々が太陽光発電を継続させるために、 行政も民間もさまざまな手を打ちはじめました。 (2019年問題についての詳細は、下記の過去記事をご参照ください)   https://eneleaks.com/?p=9112     その中で、注目したいのがエコキュートです。 8月には、コロナが京セラと共同開発した新製品を発売していて、 パナソニックも11月末に同タイプの製品を売り出すと発表しました。   この2つの新型エコキュート、実は従来製品と真逆の仕組みを搭載しているんです。 従来のエコキュートは、電気代が安い夜間に湯を沸かし、 日中に使うことで電気代を節約する仕組みでした。 ところが、新型のエコキュートは逆に夜間の稼働を減らします。 その代わりに、太陽光発電システムと連動させ、 日中の余剰電力を活用して湯を沸かす仕組みなのです。 つまり、日中も夜間もできるだけ電気を買わなくて済むわけで、 売電から自家消費へと太陽光発電のトレンドが移行していることがわかります。   ちなみに、コロナの製品はHEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)の AI(人工知能)が前日までの電力消費パターンや翌日の天気予測から 余剰電力の発生量を予測して沸き上げ運転を制御。 パナソニック製品は、翌日の天気予報をチェックして 手動でソーラーチャージャーを設定できるようになっています。   では、新型エコキュートのシステムを活用すると、 どのくらいの電気代削減が期待できるのでしょうか? 次ページでシミュレーションしてみたいと思います。  -再生可能エネルギーの総合情報サイト-