もしある日突然訪れた原因不明の電気消滅?
電気を失った人々を題材にした映画「サバイバルファミリー」が2月11日より公開されました。

監督:矢口文靖
主演:小日向文世 深津絵里 泉澤祐希 葵わかな ほか

 

ここは日頃、電気に関する情報発信を積極的に行っている以上、
これ以上ない題材ということで、早速見に行ってきました。

まず最初に電気消滅とあるので、勝手に何らかしらの原因で送電が止まって電気が供給されない状態を
想像していたのですが、
「送電だけでなくバッテリーから、乾電池やらあるとあらゆる電気が突然使えなくなる」
という設定でした。
映画なのでその中での設定が自由だとは思いますが、いきなり乾電池とかも使えなくなる状況がちょっと想像し難く
最初はかなり戸惑いました。

正直、見る前には、どこかで太陽光とかバッテリーとか出てこないのかなという淡い?
期待のもとに見に行ったのですが、まったく電気が使えない状況なので、
創ることも貯めることも出来ない状況では無用な長物なので影も形も出てきませんでした。

映画の中では、電気が止まることによって、ガスも水も止まってしまうのですが、
ようはどちらも供給するのに電気を利用しているからという映画の中のロジックだったと思うのですが、
実際にここまで極端ではないものの、電気が止まってもうちはガスだから安心と思っている方も、
結構いるのではと思います。

ガスであっても電気を使って動かしているものは、電気が止まれば動きません。
身近なところで言うと、ガス給湯器とか
gas
ガスで電気を作ればいいやと思うかもしれませんが
エネファームも停電だと動きません。
img_enefarm
水をくみ上げるポンプなんかも電気を使っていれば
水が供給出来なくなる可能性はあると思ますし、実際に震災の際に
断水が発生しているケースは結構あるようです。

そう考えると電気がベースでその上にライフラインが成り立っているのは事実ですね。

映画の世界では、人がいかに電気に依存しているか
電気が無い中で右往左往する都会の人たちの姿がコミカルに描かれています。
一方田舎の人というか日頃から自然と融合して生きている人は、いろいろな生活の知恵を絞って
それほど困らずに生活する姿が対照的に描かれています。
便利さと引き換えに失っているものが、改めて浮き彫りになります。

そして物語は生きるために、鹿児島に住む祖父を頼りに
一家全員で自転車で向かうという話なのですが、、、

 

※以下、映画は年10本程度しか見ない完全な素人の感想です。

矢口監督は、「ウォーターボーイ」「」スイングガール」「ハッピーフライト」とか、
軽快なコメディ調映画を多く手掛けている印象で、とりあえず外すことはない、ある意味安心感がありました。

 

で今回はどうだったかと言うと、、、
正直、開始30分くらいで席を立ちたいと初めて思いました(個人的な感想です)

 

その理由を考えてみると、まずカメラワークがどうしても馴染めなくて
かなり酔いました。
開始時間にギリギリに行ったので、最後は映画館まで走っていったので、
その影響もあるのかなと思っていたのですが、
映画を観終わった後に、レビューを見たら、結構画面に酔ったという感想があったので
たぶん体調のせいではなく、カメラワークが原因かなと思います。

肝心のストリーですが、
最後まで登場人物に感情が入らないというか、、、
電気がすべてなくなり、生存自体が危ぶまれるまさにサバイバルな状況なのですが
なぜか全く緊張感が伝わってこなかったです、なぜなんだろう?
軽快と言えば聞こえはいいですが、すべてが軽いように感じに感じられて
どうしても話に入り込めませんでした。

映画の中では、東京から鹿児島まで三か月くらいかけて帰るのですが、
筆者は、18歳の時に東京から福岡まで自転車で旅行したことがあるのですが
その時は14日。
途中観光しながら進んでいたので、目一杯こいでいたわけではないので、
必死になればたぶん一カ月あれば着くと思うのですが、、、(余談です)

 

以上、素人の個人的な感想です。

 

ただ一方で電気が全くない世界を想像してみるのは面白かなと思いました。
そういった気付きを教えてもらえたような気がします。

今回はたまたま自分にはあいませんでしたが、次の作品はまた期待して見に行こうと思っています。

 

 

(記:岡田健吾)

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