新電力という言葉が浸透してきた昨今、東京電力をはじめとする旧一般電気事業者から

電力契約を切り替えた方も多くいらっしゃることと思います。

ガスの全面自由化も重なり、電力においては約850万件(13.6%)、

ガスにおいては約170万件(9.8%)の消費者が切り替えを行ったという数字が発表されました。

この約1割の切り替えというのは、海外の先行事例と比べてもまずまずの数字とされているようですが、

一方で水面下では切り替えた顧客の争奪戦が今も行われている、

ということは一般消費者からすれば想像し得ないことなのかもしれません。

 

私も職業柄、新旧含めた電力会社の人にお話をお聞きすることがあるため、

獲得した顧客を旧一般電気事業者に奪われてしまったという話はよく聞きます。

しかも相当な安い価格で提示を受けて、というのが実情のようです。

特に現在激戦を繰り広げているのが東京電力と関西電力です。

 

参考記事:【電気代基本料金】大手電力会社の逆襲に苦しむPPS

 

セブン-イレブンの中・四国の系列コンビニ店においては3月から関西電力に切り替えており、

東京電力ホールディングス系の電力を使っている中部地方でも5月から関電に切り替える

という記事が先般掲載されました。

大飯原子力発電所が再稼働する動きを見せる中、

関西電力が他の追随を許さない安値(3割引、4割引きは当たり前)で

全国的に攻めているという電力会社から聞いた話を象徴するかのような内容でした。

 


中国新聞(2018年4月27日号より)

 

 

さらに別の記事では、福島電力という新電力が電力小売事業から

撤退するということが書かれていました。

2017年中頃から「電力を通じて福島を活性化」をスローガンに掲げてスタートさせましたが、

二重請求や誤請求・未請求を多発させてわずか1年足らずでの撤退となったようです。

顧客に対してはLooopを切り替え先として紹介しているようですが、

このLooopでんきに関しても実は異質な動きが見られました。


(自社ホームページ上で公開されているレター)

 

https://res.cloudinary.com/hv7dr7rdf/images/f_auto,q_auto/v1526880425/looop_v1zmgd/looop_v1zmgd.png?_i=AAhttps://res.cloudinary.com/hv7dr7rdf/images/f_auto,q_auto/v1526880425/looop_v1zmgd/looop_v1zmgd.png?_i=AAaltenergy発電ecology新電力という言葉が浸透してきた昨今、東京電力をはじめとする旧一般電気事業者から 電力契約を切り替えた方も多くいらっしゃることと思います。 ガスの全面自由化も重なり、電力においては約850万件(13.6%)、 ガスにおいては約170万件(9.8%)の消費者が切り替えを行ったという数字が発表されました。 この約1割の切り替えというのは、海外の先行事例と比べてもまずまずの数字とされているようですが、 一方で水面下では切り替えた顧客の争奪戦が今も行われている、 ということは一般消費者からすれば想像し得ないことなのかもしれません。   私も職業柄、新旧含めた電力会社の人にお話をお聞きすることがあるため、 獲得した顧客を旧一般電気事業者に奪われてしまったという話はよく聞きます。 しかも相当な安い価格で提示を受けて、というのが実情のようです。 特に現在激戦を繰り広げているのが東京電力と関西電力です。   参考記事:【電気代基本料金】大手電力会社の逆襲に苦しむPPS   セブン-イレブンの中・四国の系列コンビニ店においては3月から関西電力に切り替えており、 東京電力ホールディングス系の電力を使っている中部地方でも5月から関電に切り替える という記事が先般掲載されました。 大飯原子力発電所が再稼働する動きを見せる中、 関西電力が他の追随を許さない安値(3割引、4割引きは当たり前)で 全国的に攻めているという電力会社から聞いた話を象徴するかのような内容でした。   中国新聞(2018年4月27日号より)     さらに別の記事では、福島電力という新電力が電力小売事業から 撤退するということが書かれていました。 2017年中頃から「電力を通じて福島を活性化」をスローガンに掲げてスタートさせましたが、 二重請求や誤請求・未請求を多発させてわずか1年足らずでの撤退となったようです。 顧客に対してはLooopを切り替え先として紹介しているようですが、 このLooopでんきに関しても実は異質な動きが見られました。 (自社ホームページ上で公開されているレター)  -再生可能エネルギーの総合情報サイト-