自然災害への備え ~火災保険のナカミを確認してみた!~
その1 まずは必要な補償の確認! 
 
 
前回自然災害への備えとして、火災保険への加入をお勧めしました。
そもそも保険は重要なリスクの回避策ですので、加入は絶対に必要なことなのですが、入ってさえいれば安心というわけではありません。本当に必要な補償が受けられる契約になっているのか。そこが重要です。
弊社でも、地上設置、屋根上設置併せて複数の発電所を所有していて、それぞれ火災保険に加入しています。保険期間は1年ですので、今回改めてその内容を確認することにしました。
まずは、必要な補償の確認!
火災保険の基本的な補償は、「火災・落雷・破裂・爆発・風災・雹災・雪災」が挙げられます。
但し、一部の共済やコスト重視の保険会社などでは、「風災・雹災・雪災」を外しているケースがあるようです。また、「水災」「飛来物による衝突」「盗難」などは、オプションとなっていることが多いので、注意が必要です。補償が必要かどうかは、リスクを理解することから始まります。
 
〇火災リスク(火災・落雷・破裂・爆発など)
火災リスクは、全ての火災保険で必須となっています。火災の発生は新聞紙上では最近聞かれますが、特殊な設置方法を除いて殆ど聞いたことがありません。一方で落雷によってPCS等の電気系の機器が壊れるということは割と頻度が高く発生しています。
〇風災リスク(風災・雹災・雪災)
まずは、2018年に猛威をふるった台風などによる暴風や暴雨が挙げられます。また、冬には、豪雪による建物の損壊も、地域によっては考慮すべきリスクとなります。雹については、頻度はさほど多くなく、範囲も限定的ですが、2017年7月に東京都内で降ったときは、数センチ大の大きさで、わずか10分間ほどの間でもかなりの騒ぎになりました。雹・雪はともかく、「台風などの暴風を考えると、風災は外せない」と考えました。
〇水災リスク
台風やゲリラ豪雨、大雨などによる洪水や河川の氾濫、土砂崩れなどが考えられます。野立ての場合は近くに河川があるか土地が周囲より低くなっていないかなど確認が必要です。その地域が水災を受けやすいエリアであるのか地形図を眺め、場合によっては役所等に相談をしながら決定すべき事項です。我々が所有している場所の近くに水路があることから、加入をすることとしました。
〇外部からの飛来物の衝突リスク
 周辺道路を走る車による飛び石なのかはたまたカラスのイタズラなのかパネルが1枚だけ割れていたということは頻繁にありますパネルにメーカー保証があったとしても、表面に打痕を認める場合、メーカーは当然のように「保証対象外です」と言ってきます。しかし、1枚だけ交換でも施工費等は複数枚の場合と比べても同等となるケースが多く割高感は否めません。最も保険に入っていることを実感させてもらえる特約なのかもしれませんので、加入をすることとしました。
 
 

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