【オフグリッド生活の楽しみ-第12話】季節はめぐる、春?
「オフグリッド生活の楽しみ」
~電力会社から離れた生活~
『普段の生活を維持したまま、オフグリッド生活が可能?
皆、信じてないでしょう? でもできるのです。そこまで技術は進んでいる。
あとはどう生活に取り込むか、そこを考えるのが実に楽しい。』
現代生活における重要なインフラの一つを自給する生活を送ること、
それをほぼリアルタイムかつ本人の言葉で伝えること。
この生活を志した動機、そしてこの生活の中で生じていく心の変化、
技術的な未成熟部分、そしてその改善方法。
これらのことを包み隠さずに知ってもらえるということの価値を
「オフグリッド生活の楽しみ」を通じて伝えて行きます。
今年の冬は本当に寒かった。噂では今年の夏は猛暑になるそうだ。
一体、日本の気候はどうなってしまったのだろう?
夏と冬で暑さ寒さの行き来が激しすぎる。中間の春、秋の期間が極端に短くなってしまった。
一年を通じてもそうだが、一日の中でも最高・最低の差が激しくなった気がする。
昨今の記録的豪雨も振幅の激しくなった地球大気の動きにその原因があるような気がする。
一口に温暖化、といっているが、温室効果ガスの過剰や、オゾン層の破壊など、
文明が吐き出す様々な毒気や過剰なエネルギーが地球の大気を痛めつけている、ということなのだろうか。
こんな中、我が家の蓄電池や、太陽光発電パネルがこの過酷な環境に耐えて働いているかと思うと何だか愛しくなる。
2月に入ってからは寒いことは寒いが、日差しの方は確実に伸びてきて発電時間が長くなったのが感じられる。
一方蓄電の方は、日中寒いとやはり減りが早い気がする。
特に5℃以下は顕著だ。
我が家の自家発電がおそらく最小なこの時期に、パル電気から1月10日~2月9日までの検針票が来た。
なんと240 kWh、6491円の支払いとなった。
太陽光発電が299kWhなので実効70%とすると210 kWh。
半分以上が非再生エネルギーという結果である。
予想通りではあるが、寒さの折厳しい結果である。
2世帯住宅、暖房に母がコタツを使用しているので致し方ないところであるが。
先日来、隣の母の部屋と台所の床に断熱材を入れる工事を始めているが、大工さんが来て電気工具を盛んに使うので、
停電しないように、昼間も商用側に切り替えている。
私が趣味で電動ドリルや電動カンナをちょこっと使用するのとは違って、
プロの機械にスイッチが入ると蓄電池側では一瞬、部屋の電気が消えそうになるからだ。
やはり大容量の電気起動時はかなり電気が流れる、ということだ。
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