【オフグリッド生活の楽しみ-第11話】雪中の電気生活
「オフグリッド生活の楽しみ」
~電力会社から離れた生活~
『普段の生活を維持したまま、オフグリッド生活が可能?
皆、信じてないでしょう? でもできるのです。そこまで技術は進んでいる。
あとはどう生活に取り込むか、そこを考えるのが実に楽しい。』
現代生活における重要なインフラの一つを自給する生活を送ること、
それをほぼリアルタイムかつ本人の言葉で伝えること。
この生活を志した動機、そしてこの生活の中で生じていく心の変化、
技術的な未成熟部分、そしてその改善方法。
これらのことを包み隠さずに知ってもらえるということの価値を
「オフグリッド生活の楽しみ」を通じて伝えて行きます。
去る1月24日、過去最強とも言われる大寒波が日本列島を襲った。
大雪の翌日、朝起きたら日差しは出てきていたが、東京都心でも氷点下4℃まで下がり、48年ぶりの冷え込みとなったという。
そして、電池残量は夜中には20%程度だった表示が今はブラックアウトし、0%である。
8時頃には陽も照ってきたのにまったく発電しない。
地面で30cmの雪が同じように太陽光パネルにも積もったままだからだ。
「なるほど、発電はまったくしないものだ。積雪30cmともなると。」
設置するときに、雪止めを付けて欲しいと頼んだせいである。
積雪時に発電しなくなるので、太陽光パネルを取り付ける場合は雪止めは付けないこともあるといわれたことを思い出した。
なるほど、太陽光パネルの発電にとって雪は早く滑り落ちた方がいいわけだ。
仮に屋根がお隣さんの家に向かって流れている場合は、そのまま滑り落ちてしまってはトラブルの原因となるため、
雪止めを設置することが多いという。
それでも雪止めをお願いしたのには理由がある。
4年前の大雪の時、山梨で1mにもなり、多摩でも30cm超だったときのこと。
我が家は当時、雪止めの無い屋根で、朝ドカン、ドカンとものすごい音で目が覚めた。
こちらへ越してきて6年、この場所での大雪は初めてであった。雨戸を開けて驚いた。
なんと目の前が真っ暗なのである。
屋根に積もった雪がそのまま軒先に落下して、うず高く積みあがり、なんと2mにも達していたのだ。
まるでこれでは雪国だ。おまけに、雪かきしていたら、落下してきた雪が頭を直撃。
思いの他重く、よろけるほどであった。
ヘルメットをかぶっていたとしてもこの衝撃を防げないと感じたほどである。
他の家はそんなことはない。近所の家では皆、雪止めがついている。
おとなしく屋根に積もったまま溶けるのを待っているのだ。その結果、よそのお宅の雪はうちより早く溶けている。
うちは屋根の分まで2倍の積雪になっていつまでも溶けない。そして、ものすごく寒い!
そんなわけで今回ようやく雪止めの威力が発揮され、雪は落下しないでいる。
庭には通常の積雪だけだ。それはとても良かった。しかし、発電は確かにしてくれないことも分かった。
これでは2,3日発電するのは無理か、とあきらめていたら、天気予報でいっていたとおり気温がぐんぐんと上り始めた。
するとすごい勢いで、屋根の雪が溶け始め、雪止めの間を縫って滑りやすい太陽光パネル上の雪がスルリと落ちてくる。
あれよあれよ、という間に午後2時頃には100%の発電&蓄電開始となった。
雪をも溶かす太陽のエネルギーはすごいものだとあらためて感心した。大雪が年に一度程度の東京では「雪止め」を設置して良かったわけだ。
https://eneleaks.com/?p=25842https://res.cloudinary.com/hv7dr7rdf/images/f_auto,q_auto/v1517892280/heavy_snow-1_txmljy/heavy_snow-1_txmljy.jpg?_i=AAhttps://res.cloudinary.com/hv7dr7rdf/images/f_auto,q_auto/v1517892280/heavy_snow-1_txmljy/heavy_snow-1_txmljy.jpg?_i=AAオフグリット生活個人未分類蓄電連載offgridhouse 「オフグリッド生活の楽しみ」 ~電力会社から離れた生活~ 『普段の生活を維持したまま、オフグリッド生活が可能? 皆、信じてないでしょう? でもできるのです。そこまで技術は進んでいる。 あとはどう生活に取り込むか、そこを考えるのが実に楽しい。』 現代生活における重要なインフラの一つを自給する生活を送ること、 それをほぼリアルタイムかつ本人の言葉で伝えること。 この生活を志した動機、そしてこの生活の中で生じていく心の変化、 技術的な未成熟部分、そしてその改善方法。 これらのことを包み隠さずに知ってもらえるということの価値を 「オフグリッド生活の楽しみ」を通じて伝えて行きます。 去る1月24日、過去最強とも言われる大寒波が日本列島を襲った。 大雪の翌日、朝起きたら日差しは出てきていたが、東京都心でも氷点下4℃まで下がり、48年ぶりの冷え込みとなったという。 そして、電池残量は夜中には20%程度だった表示が今はブラックアウトし、0%である。 8時頃には陽も照ってきたのにまったく発電しない。 地面で30cmの雪が同じように太陽光パネルにも積もったままだからだ。 「なるほど、発電はまったくしないものだ。積雪30cmともなると。」 設置するときに、雪止めを付けて欲しいと頼んだせいである。 積雪時に発電しなくなるので、太陽光パネルを取り付ける場合は雪止めは付けないこともあるといわれたことを思い出した。 なるほど、太陽光パネルの発電にとって雪は早く滑り落ちた方がいいわけだ。 仮に屋根がお隣さんの家に向かって流れている場合は、そのまま滑り落ちてしまってはトラブルの原因となるため、 雪止めを設置することが多いという。 それでも雪止めをお願いしたのには理由がある。 4年前の大雪の時、山梨で1mにもなり、多摩でも30cm超だったときのこと。 我が家は当時、雪止めの無い屋根で、朝ドカン、ドカンとものすごい音で目が覚めた。 こちらへ越してきて6年、この場所での大雪は初めてであった。雨戸を開けて驚いた。 なんと目の前が真っ暗なのである。 屋根に積もった雪がそのまま軒先に落下して、うず高く積みあがり、なんと2mにも達していたのだ。 まるでこれでは雪国だ。おまけに、雪かきしていたら、落下してきた雪が頭を直撃。 思いの他重く、よろけるほどであった。 ヘルメットをかぶっていたとしてもこの衝撃を防げないと感じたほどである。 他の家はそんなことはない。近所の家では皆、雪止めがついている。 おとなしく屋根に積もったまま溶けるのを待っているのだ。その結果、よそのお宅の雪はうちより早く溶けている。 うちは屋根の分まで2倍の積雪になっていつまでも溶けない。そして、ものすごく寒い! そんなわけで今回ようやく雪止めの威力が発揮され、雪は落下しないでいる。 庭には通常の積雪だけだ。それはとても良かった。しかし、発電は確かにしてくれないことも分かった。 これでは2,3日発電するのは無理か、とあきらめていたら、天気予報でいっていたとおり気温がぐんぐんと上り始めた。 するとすごい勢いで、屋根の雪が溶け始め、雪止めの間を縫って滑りやすい太陽光パネル上の雪がスルリと落ちてくる。 あれよあれよ、という間に午後2時頃には100%の発電&蓄電開始となった。 雪をも溶かす太陽のエネルギーはすごいものだとあらためて感心した。大雪が年に一度程度の東京では「雪止め」を設置して良かったわけだ。 altenergy suzuki@seven.ne.jpAdministratorEneLeaks(エネリークス)