蓄電池のコストパフォーマンスを実際に比較する前に、

ELI(エネリークスインデックス)の説明をしておきましょう。

繰り返しとなりますが、これは当サイトが独自に開発した指標です。

そのうち、世間でもこの指標で蓄電池の性能が語られる日が来る…かもしれません。

 

 

前ページで触れたように「放電深度」は非公表のケースもありますが、

エネリークスでは独自取材で各メーカーのデータを収集することに成功しました。

その結果を一覧表にまとめましたので、まずはご覧ください。

 

※各項目の計算式等は記事の末尾に付記しております。

 

まず、「参考」としている一番下のkWh単価に注目してください。

kWh単価は、一般的に蓄電池のコスパを表しているとされる指標で、

「メーカー希望小売価格(定価)÷定格容量」で計算できます。

 

kWh単価で見るとテスラのパワーウォールがもっとも低いですが、

これは定価が他製品よりも3分の1から5分の1なのですから、ある意味当然です。

つまり、kWh単価は定価の金額に大きく左右されるため、

1kWhあたりの性能コストを知るには不適当なのがわかります。

 

では、ELIを見ていくと、

最安値はやはりテスラのパワーウォールでした。

容量が大きいだけでなく放電深度も100%であるため、

性能コストに優れているということが証明された形となります。

 

しかし、次にELIが低い東芝のエネグーンも、

テスラパワーウォールと同じ20円台(28.5円/kWh)です。

kWh単価では8社中最低でしたが、実はコスパに優れているということがわかります。

なぜこのような逆転現象が起こるのでしょうか。

 

https://res.cloudinary.com/hv7dr7rdf/images/f_auto,q_auto/v1507025541/1-1_ernifm/1-1_ernifm.png?_i=AAhttps://res.cloudinary.com/hv7dr7rdf/images/f_auto,q_auto/v1507025541/1-1_ernifm/1-1_ernifm.png?_i=AAaltenergy蓄電蓄電池を考えるoffgridhouse    蓄電池のコストパフォーマンスを実際に比較する前に、 ELI(エネリークスインデックス)の説明をしておきましょう。 繰り返しとなりますが、これは当サイトが独自に開発した指標です。 そのうち、世間でもこの指標で蓄電池の性能が語られる日が来る…かもしれません。     前ページで触れたように「放電深度」は非公表のケースもありますが、 エネリークスでは独自取材で各メーカーのデータを収集することに成功しました。 その結果を一覧表にまとめましたので、まずはご覧ください。   ※各項目の計算式等は記事の末尾に付記しております。   まず、「参考」としている一番下のkWh単価に注目してください。 kWh単価は、一般的に蓄電池のコスパを表しているとされる指標で、 「メーカー希望小売価格(定価)÷定格容量」で計算できます。   kWh単価で見るとテスラのパワーウォールがもっとも低いですが、 これは定価が他製品よりも3分の1から5分の1なのですから、ある意味当然です。 つまり、kWh単価は定価の金額に大きく左右されるため、 1kWhあたりの性能コストを知るには不適当なのがわかります。   では、ELIを見ていくと、 最安値はやはりテスラのパワーウォールでした。 容量が大きいだけでなく放電深度も100%であるため、 性能コストに優れているということが証明された形となります。   しかし、次にELIが低い東芝のエネグーンも、 テスラパワーウォールと同じ20円台(28.5円/kWh)です。 kWh単価では8社中最低でしたが、実はコスパに優れているということがわかります。 なぜこのような逆転現象が起こるのでしょうか。  -再生可能エネルギーの総合情報サイト-