【鉛蓄電池の真実】電気料金が上がっているのにオフグリッド化が進まないワケとは?
家庭向けの電気料金が上がり続けています。
今年2月から大手電力10社が5カ月連続で値上げしましたが、
9月にも6社が値上げとなります。
こうした状況を踏まえると、電気を自給自足できる
オフグリッドソーラー(独立電源システム)への関心が高まりそうなものですが、
家庭用・産業用ともに、意外と話題にのぼっていません。
政府は再生可能エネルギー推進に変わらず力を入れており、
太陽光発電システムの普及率が伸びているにもかかわらず、です。
いったいなぜでしょうか?
意外と知られていない「鉛蓄電池」の3つの難点とは?
独立電源システムへの関心が高まらない最大の理由は、蓄電池にあります。
太陽光発電による独立電源システムは【パネル+蓄電池】の組み合わせが基本です。
蓄電池は、主に「鉛蓄電池」と「リチウムイオン蓄電池」のいずれかが使われますが、
「リチウムイオン蓄電池」は約4倍のコストが必要なため、
費用対効果を考えると容量の大きなシステムに向いているとは言えません。
必然的に「鉛蓄電池」が選択されるケースが多いわけですが、
オフグリッド化を託すには心許ない点がいくつもあります。
今回は、特に重要な以下の3点を検証していきましょう。
1.鉛蓄電池は、性能低下・劣化の原因となる
サルフェーションが避けられないため過放電できない!
2.常時「満充電」状態を保つため、
適切なチャージコントローラー選びが必須!
3.実際の電池使用可能量は放電深度次第のため、
製品によってサイジングを考慮しなければならない!
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