工場やビルへは高圧で配電

ところで、工場や大きなビルでは高圧受電していると聞いたことはありませんか。

高圧受電だと、電気料金が割安になるのですが、

それだけでなく、質のよい電気を受け取ることができます。

オーディオマニアが「マイ電柱」に憧れる事例からもそれは想像できます。

どこかの家でだれかがスイッチを入れたり切ったりするたびに電圧が変化してしまうと、

工場でできあがった製品の質が均一でなくなる可能性もあります。

高圧で受電した電気は、

それぞれの事業所や工場で100ボルトか200ボルトに変圧していますが、

このとき活躍するのがキュービクル式高圧受電設備です。

 

 

もちろん、キュービクルの中にもトランスが入っていて、

実際に電圧を変えるのはトランスの役目です。

中小の工場やビルでは6600ボルト、

大規模工場では15万4000ボルトとか6万6000ボルトのような高圧電流を

受電しているところもあります。

そうした場合にもキュービクルが活躍しています。

 

ところで、最近はキュービクルの更新が進んでいますが、

これは「省エネ法」と関係しているのです。

1979年に「エネルギー使用の合理化に関する法律」(通称「省エネ法」)が制定されたのは、

オイルショックがきっかけでした。

その後、

1997年の「地球温暖化防止京都議定書」の採択を受けて省エネ法が改正されたのですが、

そのとき、エネルギーを多く使用する機器ごとに

エネルギーの消費効率を上げるようにという基準が設けられました。

実は、トランスもこの基準に合わせて、性能を改善し、

エネルギー消費効率を上げるべき「特定機器対象品目」に指定されているのです。

そのため変圧器メーカーでは、改良を重ねて

2013年時点で32.8%ものエネルギー消費効率アップを達成しているのです(※2)。

同時に、軽量・コンパクトに改善され、騒音も小さくなっています。

https://res.cloudinary.com/hv7dr7rdf/images/f_auto,q_auto/v1501479197/studio-2224493_640_ancc9j/studio-2224493_640_ancc9j.jpg?_i=AAhttps://res.cloudinary.com/hv7dr7rdf/images/f_auto,q_auto/v1501479197/studio-2224493_640_ancc9j/studio-2224493_640_ancc9j.jpg?_i=AAaltenergy技術simplelay  工場やビルへは高圧で配電 ところで、工場や大きなビルでは高圧受電していると聞いたことはありませんか。 高圧受電だと、電気料金が割安になるのですが、 それだけでなく、質のよい電気を受け取ることができます。 オーディオマニアが「マイ電柱」に憧れる事例からもそれは想像できます。 どこかの家でだれかがスイッチを入れたり切ったりするたびに電圧が変化してしまうと、 工場でできあがった製品の質が均一でなくなる可能性もあります。 高圧で受電した電気は、 それぞれの事業所や工場で100ボルトか200ボルトに変圧していますが、 このとき活躍するのがキュービクル式高圧受電設備です。     もちろん、キュービクルの中にもトランスが入っていて、 実際に電圧を変えるのはトランスの役目です。 中小の工場やビルでは6600ボルト、 大規模工場では15万4000ボルトとか6万6000ボルトのような高圧電流を 受電しているところもあります。 そうした場合にもキュービクルが活躍しています。   ところで、最近はキュービクルの更新が進んでいますが、 これは「省エネ法」と関係しているのです。 1979年に「エネルギー使用の合理化に関する法律」(通称「省エネ法」)が制定されたのは、 オイルショックがきっかけでした。 その後、 1997年の「地球温暖化防止京都議定書」の採択を受けて省エネ法が改正されたのですが、 そのとき、エネルギーを多く使用する機器ごとに エネルギーの消費効率を上げるようにという基準が設けられました。 実は、トランスもこの基準に合わせて、性能を改善し、 エネルギー消費効率を上げるべき「特定機器対象品目」に指定されているのです。 そのため変圧器メーカーでは、改良を重ねて 2013年時点で32.8%ものエネルギー消費効率アップを達成しているのです(※2)。 同時に、軽量・コンパクトに改善され、騒音も小さくなっています。-再生可能エネルギーの総合情報サイト-