一級建築士にも勝ち組と負け組は存在している
それでは、勝ち組と評価する一級建築士とはどういう人を指すか。
まずは一級建築士という資格を取得しても、実は彼らには、その後のセカンドステージのようなものが用意されている。
主に『構造』、『環境設備』、『法規』という専門分野においては、制度的に明確となっており、それを順番に説明すると、
『構造』 ⇒ 構造設計一級建築士…5000㎡以上の建物につき、構造設計の関与が義務付けられた者
『環境設備』⇒ 設備設計一級建築士…5000㎡以上の建物につき、設備設計の関与が義務付けられた者
『法規』 ⇒ 建築主事…建築確認申請等を最終的に認定する者
以上の人達は、その分野におけるスペシャリスト中のスペシャリスト。
単に一級建築士という称号に安住する事無く、目的を持って努力を継続した人達と言える。
こういった肩書きが名刺上に刻まれていたら、文句なくそれは勝ち組の一級建築士と見て良いかもしれない。
それ程までに希少で価値ある存在だ。
『計画』や『施工』の分野においては、以上のような身分こそは用意されていないが、
安藤忠雄や隈研吾といった名の通った花形の建築家は、『計画』の分野に属しており、その存在感と独自性を発揮している。
その他であっても、建築士として常に品位を保持し、
公正かつ適正に職務を遂行する一級建築士は、平等にこの部類に属していると思いたい。
しかし残念ながらそうではない、負け組サイドの一級建築士達も、現実には存在している。
例えば記憶に久しいが、耐震偽装をする一級建築士がニュースを騒がせた。
おそらくこれは氷山の一角でもあろうとも言われているが、その他にも品位に劣り、
公正かつ適正な職務をまっとうしない者も、少なからずごく身近にも存在しているはずだ。
試験に合格しても、その後十分な努力もせず、十分な知識も持ち合わそうともせず、
単にその資格に基づいた権威を振り翳し、執拗に関係者を困らせる一級建築士がそれに値する。
ここで言う勝ち組建築士には、地震大国でもあり、エネルギー自給率の乏しいこの日本において、
安全かつ快適な建築物の提供に邁進して欲しいと心から思う。
反面、再生可能エネルギーを普及させる側の人間にとって、負け組の建築士に侮られる訳にはいかない。
一級建築士の肩書きを振り翳されただけで、怯んでいるようでは、この市場は活性化しない。
その為には、太陽光発電を設置する為に必要となる建築学的要素を把握し、
その分野においては一級建築士と同等、またはそれ以上の次元で対抗できる準備が必要になる。
それは一級建築士がどうこうの問題ではなく、再生可能エネルギーを普及させる使命を帯びた側の問題とも言える。
自分達がポイントを絞って必要な知識を備え、相手がどういうタイプであるかを正確に把握できれば、
例え適わないと思える相手と対峙しても、付け入る隙は生まれてくる。
最近は弁護士でも、仕事が無くて困っている弁護士が増えていると聞く。
アイデア勝負のこの時代、単に申請作業の代行に留まる士業が、日の目を見る事は明らかに考えにくい。
どんな士業と言え、時代の流れを読み、何が世の中から求められているかを知らなければ、生き残る事はできない。
そして何よりも、再生可能エネルギーを普及させるというこの流れは、正義の流れと呼ぶに相応しい。
それを妨害する者は、やがてはその正義の流れに飲み込まれ、淘汰される事になるだろう。
特に今仕事が無くて困っている一級建築士達は、曲がりなりにも得たそのスキルを最大限に活用して、
再生可能エネルギーを世に広める行動を取ってみてはどうだろうか?
きっとその境遇から、いつかは抜け出せるはずだ。
(記:S.K)
https://eneleaks.com/?p=27382https://res.cloudinary.com/hv7dr7rdf/images/f_auto,q_auto/v1524708745/82adfc26979a7bd99af0fa10384eb368_fnfkj1/82adfc26979a7bd99af0fa10384eb368_fnfkj1.jpg?_i=AAhttps://res.cloudinary.com/hv7dr7rdf/images/f_auto,q_auto/v1524708745/82adfc26979a7bd99af0fa10384eb368_fnfkj1/82adfc26979a7bd99af0fa10384eb368_fnfkj1.jpg?_i=AA発電ecology それでは、勝ち組と評価する一級建築士とはどういう人を指すか。 まずは一級建築士という資格を取得しても、実は彼らには、その後のセカンドステージのようなものが用意されている。 主に『構造』、『環境設備』、『法規』という専門分野においては、制度的に明確となっており、それを順番に説明すると、 『構造』 ⇒ 構造設計一級建築士…5000㎡以上の建物につき、構造設計の関与が義務付けられた者 『環境設備』⇒ 設備設計一級建築士…5000㎡以上の建物につき、設備設計の関与が義務付けられた者 『法規』 ⇒ 建築主事…建築確認申請等を最終的に認定する者 以上の人達は、その分野におけるスペシャリスト中のスペシャリスト。 単に一級建築士という称号に安住する事無く、目的を持って努力を継続した人達と言える。 こういった肩書きが名刺上に刻まれていたら、文句なくそれは勝ち組の一級建築士と見て良いかもしれない。 それ程までに希少で価値ある存在だ。 『計画』や『施工』の分野においては、以上のような身分こそは用意されていないが、 安藤忠雄や隈研吾といった名の通った花形の建築家は、『計画』の分野に属しており、その存在感と独自性を発揮している。 その他であっても、建築士として常に品位を保持し、 公正かつ適正に職務を遂行する一級建築士は、平等にこの部類に属していると思いたい。 しかし残念ながらそうではない、負け組サイドの一級建築士達も、現実には存在している。 例えば記憶に久しいが、耐震偽装をする一級建築士がニュースを騒がせた。 おそらくこれは氷山の一角でもあろうとも言われているが、その他にも品位に劣り、 公正かつ適正な職務をまっとうしない者も、少なからずごく身近にも存在しているはずだ。 試験に合格しても、その後十分な努力もせず、十分な知識も持ち合わそうともせず、 単にその資格に基づいた権威を振り翳し、執拗に関係者を困らせる一級建築士がそれに値する。 ここで言う勝ち組建築士には、地震大国でもあり、エネルギー自給率の乏しいこの日本において、 安全かつ快適な建築物の提供に邁進して欲しいと心から思う。 反面、再生可能エネルギーを普及させる側の人間にとって、負け組の建築士に侮られる訳にはいかない。 一級建築士の肩書きを振り翳されただけで、怯んでいるようでは、この市場は活性化しない。 その為には、太陽光発電を設置する為に必要となる建築学的要素を把握し、 その分野においては一級建築士と同等、またはそれ以上の次元で対抗できる準備が必要になる。 それは一級建築士がどうこうの問題ではなく、再生可能エネルギーを普及させる使命を帯びた側の問題とも言える。 自分達がポイントを絞って必要な知識を備え、相手がどういうタイプであるかを正確に把握できれば、 例え適わないと思える相手と対峙しても、付け入る隙は生まれてくる。 最近は弁護士でも、仕事が無くて困っている弁護士が増えていると聞く。 アイデア勝負のこの時代、単に申請作業の代行に留まる士業が、日の目を見る事は明らかに考えにくい。 どんな士業と言え、時代の流れを読み、何が世の中から求められているかを知らなければ、生き残る事はできない。 そして何よりも、再生可能エネルギーを普及させるというこの流れは、正義の流れと呼ぶに相応しい。 それを妨害する者は、やがてはその正義の流れに飲み込まれ、淘汰される事になるだろう。 特に今仕事が無くて困っている一級建築士達は、曲がりなりにも得たそのスキルを最大限に活用して、 再生可能エネルギーを世に広める行動を取ってみてはどうだろうか? きっとその境遇から、いつかは抜け出せるはずだ。 (記:S.K) altenergy suzuki@seven.ne.jpAdministratorEneLeaks(エネリークス)