【対策】太陽電池パネルの日陰対策してますか 〜影で発電量が落ちる仕組み〜
バイパスダイオードは、ほんとうに影対策になるのか!?
パネルの日陰対策としては、一般的にバイパスダイオードが有効だとされています。
バイパスダイオードの本来の役割は、問題が発生したセルを電流の流れから切りはなし、セル内にホットスポットができることを防いでパネル全体を長もちさせることです。
発電していないセルに電流が流れるとセルが抵抗になりますが、ときにはヒートアップして損傷したり燃えたりすることがあります。
そこで日陰になったセルに電流が流れないように切りはなすのですが、これがバイパスダイオードのはたらきです。
太陽光パネルでは日陰になったセルを含むサブモジュールを切りはなして、迂回路を電流が流れるようにします。そのため、1枚のセルが日陰になっているだけでも発電量は思いのほか大きく減ってしまいます。
たとえば1枚のパネルが3つのサブモジュールで構成されている場合、1つのサブモジュールをバイパスダイオードで切りはなすと、パネル全体の出力は3分の2になってしまうわけです。
まとめ
現在オルテナジーでは、太陽光発電の日陰対策として新しい技術「パワーオプティマイザー」に注目しています。
太陽光発電用パワーコンディショナの世界市場を牽引するソーラーエッジ社のパワーオプティマイザーは、海外でも大規模太陽光発電事業を展開する企業やオーナーを中心に注目を集めています。
パワーオプティマイザーは日陰の影響を低減するとともに、発電量の向上や太陽光発電の安全性を高める新技術も実装しています。
次回は、パワーオプティマイザーの仕組みと有効性について説明することにします。
(記:中居 恵子)
https://eneleaks.com/?p=25332https://res.cloudinary.com/hv7dr7rdf/images/f_auto,q_auto/v1513909948/image1_xp9krp/image1_xp9krp.jpg?_i=AAhttps://res.cloudinary.com/hv7dr7rdf/images/f_auto,q_auto/v1513909948/image1_xp9krp/image1_xp9krp.jpg?_i=AA技術costdown バイパスダイオードは、ほんとうに影対策になるのか!? パネルの日陰対策としては、一般的にバイパスダイオードが有効だとされています。 バイパスダイオードの本来の役割は、問題が発生したセルを電流の流れから切りはなし、セル内にホットスポットができることを防いでパネル全体を長もちさせることです。 発電していないセルに電流が流れるとセルが抵抗になりますが、ときにはヒートアップして損傷したり燃えたりすることがあります。 そこで日陰になったセルに電流が流れないように切りはなすのですが、これがバイパスダイオードのはたらきです。 (バイパスダイオードの図:中居) 太陽光パネルでは日陰になったセルを含むサブモジュールを切りはなして、迂回路を電流が流れるようにします。そのため、1枚のセルが日陰になっているだけでも発電量は思いのほか大きく減ってしまいます。 たとえば1枚のパネルが3つのサブモジュールで構成されている場合、1つのサブモジュールをバイパスダイオードで切りはなすと、パネル全体の出力は3分の2になってしまうわけです。 まとめ 現在オルテナジーでは、太陽光発電の日陰対策として新しい技術「パワーオプティマイザー」に注目しています。 太陽光発電用パワーコンディショナの世界市場を牽引するソーラーエッジ社のパワーオプティマイザーは、海外でも大規模太陽光発電事業を展開する企業やオーナーを中心に注目を集めています。 パワーオプティマイザーは日陰の影響を低減するとともに、発電量の向上や太陽光発電の安全性を高める新技術も実装しています。 次回は、パワーオプティマイザーの仕組みと有効性について説明することにします。 (記:中居 恵子) altenergy suzuki@seven.ne.jpAdministratorEneLeaks(エネリークス)