隠岐ハイブリッドプロジェクト

http://www.energia.co.jp/okihybrid/index.html

基本的には上記ホームページにその内容が記載されていおり分かり易いので
是非一度見てみてもらえればと思いますが、

簡単に要約すると

①太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーを島の主要な電源とする。
②再生可能エネルギーは安定しない
(太陽光発電は、日中しか発電しませんし、風力は風がないと発電をしない、必ずしも需要と発電のアンマッチが発生する)
③再生可能エネルギーを安定的に利用できるようにするために蓄電池を導入する
そのための実証実験とのこと。

再エネを安定化させるための電池、
まさに電池の使い方としては、ど真ん中のストライクと言った感じでしょうか。
本当に興味深い実証実験ですね。

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(出典:中国電力のHPより)

その中でもさらに興味深いのが、
電池も2種類を使い分けているところ。
リチウムイオン電池はその特性から、瞬間的な需要変動に対応するために
NAS電池は、夜間などのあらかじめ予測できる大きな需要変動に対応するために
とその用途で電池を使い分けて使っています。

電池と言うと単に電池を貯めておける箱のようなイメージを持つ方も多いのではと思います。
貯めておけば足りなくなればそこから出し入れ自由に使えるように思えたりしますが、
電池の種類によってその特性が違うので、適材適所に配置しないと
いざと言うときに電力を適切に供給出来なくなってしまいます。
奥深いですね。

 

このあたりの電池の特性を知りたい方は、ぜひ下記の記事をご覧ください。

パワーバッテリーとエナジーバッテリー、ってご存知ですか?

 

一言に適切に書きましたが、その制御は複雑です。
それを担っているのは、上記の図ですと「制御室」と言われる
エネルギーマネージメントシステム(EMS)です。
どんな時にリチウムから放電して、いつNAS電池から放電するのかなど
また逆にどう充電するのかなど、予測を立てながらコントロールしているのではと思います。
考えるだけで大変そうですね。

 

ホームページを見ていると「施設見学」も受け付けているようです。
前回行った時にはまだなかったと思いますので、
次に行く機会があればぜひ訪れてみたいですね。

(記:岡田健吾)

https://res.cloudinary.com/hv7dr7rdf/images/f_auto,q_auto/v1492153043/P1070479_cbkurf/P1070479_cbkurf.jpg?_i=AAhttps://res.cloudinary.com/hv7dr7rdf/images/f_auto,q_auto/v1492153043/P1070479_cbkurf/P1070479_cbkurf.jpg?_i=AAaltenergy蓄電ecology隠岐ハイブリッドプロジェクト http://www.energia.co.jp/okihybrid/index.html 基本的には上記ホームページにその内容が記載されていおり分かり易いので 是非一度見てみてもらえればと思いますが、 簡単に要約すると ①太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーを島の主要な電源とする。 ②再生可能エネルギーは安定しない (太陽光発電は、日中しか発電しませんし、風力は風がないと発電をしない、必ずしも需要と発電のアンマッチが発生する) ③再生可能エネルギーを安定的に利用できるようにするために蓄電池を導入する そのための実証実験とのこと。 再エネを安定化させるための電池、 まさに電池の使い方としては、ど真ん中のストライクと言った感じでしょうか。 本当に興味深い実証実験ですね。 (出典:中国電力のHPより) その中でもさらに興味深いのが、 電池も2種類を使い分けているところ。 リチウムイオン電池はその特性から、瞬間的な需要変動に対応するために NAS電池は、夜間などのあらかじめ予測できる大きな需要変動に対応するために とその用途で電池を使い分けて使っています。 電池と言うと単に電池を貯めておける箱のようなイメージを持つ方も多いのではと思います。 貯めておけば足りなくなればそこから出し入れ自由に使えるように思えたりしますが、 電池の種類によってその特性が違うので、適材適所に配置しないと いざと言うときに電力を適切に供給出来なくなってしまいます。 奥深いですね。   このあたりの電池の特性を知りたい方は、ぜひ下記の記事をご覧ください。 https://eneleaks.com/?p=7752   一言に適切に書きましたが、その制御は複雑です。 それを担っているのは、上記の図ですと「制御室」と言われる エネルギーマネージメントシステム(EMS)です。 どんな時にリチウムから放電して、いつNAS電池から放電するのかなど また逆にどう充電するのかなど、予測を立てながらコントロールしているのではと思います。 考えるだけで大変そうですね。   ホームページを見ていると「施設見学」も受け付けているようです。 前回行った時にはまだなかったと思いますので、 次に行く機会があればぜひ訪れてみたいですね。 (記:岡田健吾)-再生可能エネルギーの総合情報サイト-