ネットを巡っているときに、
「今のテレビやDVDは起動時に番組情報など最新にUPDATEしている、
その時に電力を消費するので、コンセントを抜かずに待機電力を使ったほうが節電になる」
そんな記事を読んだのを記憶しています。
待機電力を徹底的に排除している我が家としては

衝撃的な事実!

必要な待機電力もあるのかな。
そう言えば今年夏、エアコンはこまめにつけたり消したりするように
ずっとつけっぱなしのほうが電気代がお得!みたいな記事が流行ったような。
それとおんなじ感じかなと、
とちょっと説得しかけれたのですが、時間がたつにつれて
本当はどうなんだろうと疑問が湧いてきました。
確かにコンセントを入れてからテレビのスイッチを入れるとすぐには番組表が反映されていない時が多々あります。
そんな時は一生懸命データをUPDATEとしているんだろうなと漠然と思っていましたが。

そんなに電気使うの?

ということで検証してみました。

 

まず用意したのがこれです。
img_0349

OAサプライ機器メーカーのサンワサプライ株式会社さんの
家庭用ワットアワーメーターです。

img_0406
このワットアワーメーターを使って、下記の2パターンで電気の使用状況を確認しました。
(テレビとDVD両方接続時で検証します)

待機時にかかる消費電力量①と起動時にかかる消費電力量②とを比較すると
この問題は解決できるのではと思い早速計測してみました。

まずは待機電力から
スイッチ型コンセント使って、テレビの主電源とDVDの主電源を切った状態から
スイッチをオンします。

待機電力は、20.0watt
img_0401

kwh換算で0.02kwhとなります。
電気代を21円/kwhと仮定すると、
1時間で0.42円消費している形になります。

次に起動時にかかっている消費電力を測ります。
動画で撮影したのですが、全部見ると2分かかるので
集計した結果を記載します。
24.7watで2分間消費していますので
こちらもkwh換算ですと、
0.008kwhとなります。
起動することによって、0.017円かかっています。

起動時の電力は瞬間的には上昇しますが、
かかっても2分、消費電力量としてはそれほどインパクトがないことがわかりました。

1時間に30回程度テレビをつけたり消したりする人はいないと思いますが、
それぐらいやって初めて待機電力を使用したほうがお得なようです。

エアコンのような起動した場合、部屋の温度を一定まで下げる(上げる)のに
消費電力量が多くかかるようなものであれば、つけっぱなしのほうがいいということはあり得るのかなと思いますが、
テレビやDVDなどは起動時に確かに一時的には消費しますが、それが継続して
続くわけではないので、起動時のインパクトはそれほどでもありません

ただこれはあくまで消費電力から見た側面のみ語っていますので、
起動までに時間がかかり待たされるとか、
これはうちでも何回もやったことがあるのですが、
DVDを予約しておいて、録画し終わったと思って、主電源のスイッチを落とすと
録画出来ていないことが。。。
この場合途中までも録画出来ておらず、まったく何も残りません。
確実に録画を終わっていることを確認してから、落とす必要があるのですが
なんとなく電源ONになっていると、確認もせずにOFFにしたくなる習慣が。
習慣とは恐ろしいものですね。
自身のライフスタイルに合わせて決めて頂ければなと思います。

ちなみにこのUSBからワットアワーメーターデータも出力できるので
そのデータもっと詳細な検証をと考えていましたが、
3回くらい使ったら、USBの差し込み口が壊れてしまい、肝心なデータが抽出できない状況に。
サポートセンターに連絡したところ、交換対応してくれるということで一安心。

データが抽出出来たらより詳細な情報をアップできたらと思っています。

 

 

(記:岡田健吾)

 

 

https://res.cloudinary.com/hv7dr7rdf/images/f_auto,q_auto/v1481251885/pixta_7383271_M_aemsmy/pixta_7383271_M_aemsmy.jpg?_i=AAhttps://res.cloudinary.com/hv7dr7rdf/images/f_auto,q_auto/v1481251885/pixta_7383271_M_aemsmy/pixta_7383271_M_aemsmy.jpg?_i=AAaltenergy検証シリーズ節電連載costdownネットを巡っているときに、 「今のテレビやDVDは起動時に番組情報など最新にUPDATEしている、 その時に電力を消費するので、コンセントを抜かずに待機電力を使ったほうが節電になる」 そんな記事を読んだのを記憶しています。 待機電力を徹底的に排除している我が家としては 衝撃的な事実! 必要な待機電力もあるのかな。 そう言えば今年夏、エアコンはこまめにつけたり消したりするように ずっとつけっぱなしのほうが電気代がお得!みたいな記事が流行ったような。 それとおんなじ感じかなと、 とちょっと説得しかけれたのですが、時間がたつにつれて 本当はどうなんだろうと疑問が湧いてきました。 確かにコンセントを入れてからテレビのスイッチを入れるとすぐには番組表が反映されていない時が多々あります。 そんな時は一生懸命データをUPDATEとしているんだろうなと漠然と思っていましたが。 そんなに電気使うの? ということで検証してみました。   まず用意したのがこれです。 OAサプライ機器メーカーのサンワサプライ株式会社さんの 家庭用ワットアワーメーターです。 このワットアワーメーターを使って、下記の2パターンで電気の使用状況を確認しました。 (テレビとDVD両方接続時で検証します) 待機時にかかる消費電力量①と起動時にかかる消費電力量②とを比較すると この問題は解決できるのではと思い早速計測してみました。 まずは待機電力から スイッチ型コンセント使って、テレビの主電源とDVDの主電源を切った状態から スイッチをオンします。 待機電力は、20.0watt kwh換算で0.02kwhとなります。 電気代を21円/kwhと仮定すると、 1時間で0.42円消費している形になります。 次に起動時にかかっている消費電力を測ります。 動画で撮影したのですが、全部見ると2分かかるので 集計した結果を記載します。 24.7watで2分間消費していますので こちらもkwh換算ですと、 0.008kwhとなります。 起動することによって、0.017円かかっています。 起動時の電力は瞬間的には上昇しますが、 かかっても2分、消費電力量としてはそれほどインパクトがないことがわかりました。 1時間に30回程度テレビをつけたり消したりする人はいないと思いますが、 それぐらいやって初めて待機電力を使用したほうがお得なようです。 エアコンのような起動した場合、部屋の温度を一定まで下げる(上げる)のに 消費電力量が多くかかるようなものであれば、つけっぱなしのほうがいいということはあり得るのかなと思いますが、 テレビやDVDなどは起動時に確かに一時的には消費しますが、それが継続して 続くわけではないので、起動時のインパクトはそれほどでもありません ただこれはあくまで消費電力から見た側面のみ語っていますので、 起動までに時間がかかり待たされるとか、 これはうちでも何回もやったことがあるのですが、 DVDを予約しておいて、録画し終わったと思って、主電源のスイッチを落とすと 録画出来ていないことが。。。 この場合途中までも録画出来ておらず、まったく何も残りません。 確実に録画を終わっていることを確認してから、落とす必要があるのですが なんとなく電源ONになっていると、確認もせずにOFFにしたくなる習慣が。 習慣とは恐ろしいものですね。 自身のライフスタイルに合わせて決めて頂ければなと思います。 ちなみにこのUSBからワットアワーメーターデータも出力できるので そのデータもっと詳細な検証をと考えていましたが、 3回くらい使ったら、USBの差し込み口が壊れてしまい、肝心なデータが抽出できない状況に。 サポートセンターに連絡したところ、交換対応してくれるということで一安心。 データが抽出出来たらより詳細な情報をアップできたらと思っています。     (記:岡田健吾)    -再生可能エネルギーの総合情報サイト-