「他社の蓄電池は定格容量のうち、例えば20%は残しておかなければ劣化を速める原因となりますが、
当社のエネグーンはSOCレンジ100%の文字通り100%放電してしまっても
適正なコントロールにより他社のように急速な劣化が起こりにくい、という設計となっています。」

なるほど、どうやら10,000サイクルという数字に踊らされても大丈夫なようです。

ついでに保証年数について聞いてみました。10,000サイクルとか15,000サイクルを謳っているにも関わらず、保証期間が10年である理由については
「急速充電など、使い方によって当然頻度等が変わるため製品寿命は10年としている」ということでした。
むぅぅぅぅぅぅ。京セラ、NECと比較すると頭一つ飛び抜けている感覚です。

 

 

それでは、ここまでの調査結果をまとめてみます。

メーカー 京セラ NEC 東芝
定格容量 7.2kWh 7.8kWh 7.4kWh
実効容量(※) 5.76kWh 5.76kWh 7.4kWh
放電深度 80% 84.9% 100%
電力変換効率 94% 94% 94%
実質容量 5.41kWh 6.22kWh 6.96kWh
サイクル数 6,000サイクル 5,500サイクル 15,000サイクル
製品想定寿命 10年 10年(最長15年) 10年
本体価格(税抜) 2,400,000円 オープン価格 2,970,000円
備考 10年後に50%以上を保証
1日1サイクルを想定した保証年数
10年後に55%以上
15年後に50%以上を保証
1日1サイクルを想定した保証年数
10年間で90%以上を%保証
1日2サイクル(10年目まで)
1日3サイクル(15年目まで)を想定

※パワーコンディショナの変換による電力ロス除く

 

そして、当初のお題である『ELI:エネリークスインデックス』についてですが、下記のように算出してみました。%e8%93%84%e9%9b%bb%e6%b1%a0%ef%bc%94_2

こうやって見ると、東芝のエネグーンが圧倒的に性能とコストパフォーマンスが高く、価格に見合った性能を備えているということが言えます。
京セラとNECについてはやや京セラに軍配が上がったようです。
NECはカタログ上はオープン価格となっていますが、とある情報筋によると定価は一応存在しており2,600,000円ということでした。

7.8kWhを謳っているNECとしては残念な結果になってしまいましたが、これが一つの事実です。
とは言え、NECの蓄電池がダメだと言っているわけではありません。
京セラや東芝がまだ打ち出してはいない見守り24時間クラウドサービスを展開していたり、15年の延長保証を出したり、サービスの面で差別化を図っていますので。
何を基準に選択するにせよ、もっと価格が安くなって欲しいというのが満場一致の意見ではないでしょうか。

今後のリチウムイオン電池の動向が気になりますね。ではでは。

 

(記:田中圭亮)

 

本当は言いたくない?蓄電池容量と寿命の秘密Part2

【オフグリッド生活の楽しみ-第1話】我が家に巨大電池がやってきた

 

スペックと価格だけじゃない!?

どんな使い方ができる?家電との相性は?補助金は何がある?太陽光発電を使える?

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