過積載って本当に儲かるの?

このような質問をよく受けます。
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そもそも低圧50kWのパターンでは、モジュールは50kW以上でPCS50kW以下と基本構成が過積載になっていますがですが、
今回は上述の既設に対し、さらにモジュールを新設する過積載、一体どれだけ儲かるかを考えてみます。

過積載は、インターネットでもメリット・デメリットの両側面あると賛否両論ですが、理屈としては可能。
一説にはPCSの変換効率は低出力だと変換効率が悪くなる傾向にあり、
具体的にはPCSの容量に対しモジュールの容量を1.3倍にすることで変換ロスが減り、
発電量を多くするとの見解もあります。
とはいえ絶対ではなく、PCSメーカーによってはその限りではなく、仮にPCSのトラブルがあった場合は保証されないこともあるようです。

やはり一長一短ですね。

でも一方では、物事全て「ゆりかごから墓場まで」です。
FITがスタートして以来、イニシャルコストばかりに目が行きがちですが、実は廃棄のことも考えておかなければなりません。
であれば、できる限りリターンを増やさなければ!
となりますよね。
もちろん、やらない選択肢もあります。

でも再生エネルギーが発展しなければ、日本のエネルギー市場は崩壊します。とは言っても、慈善事業でもない、、、

前置きが長くなりましたが、燃料に頼らない再生エネルギーの発展を踏まえた儲かるプランを考えてみました。

そこで本題の過積載です。

過積載により、収益性があることは間違いないですが、「儲かる」という視点で考えると、
ポイントは収益性の最大化と故障などリスクの最小化を前提に考えると、
行き着いたのは蓄電池の搭載です。

 

蓄電池???
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いやいや、よくある話だけど高すぎて、、、
それにイニシャルコストに加えてランニングコストもかかるから儲からないでしょ!
そうですね。鉛の蓄電池は安いけど短命で、寿命を伸ばすには短いサイクルでメンテナンスが必要。
イニシャルは低減できてもランニングコストで結果的に高くなってしまう。

じゃあリチウムイオンは?
高速で充放電できるメリットはあるけど、なんせ高い。
高いと言っても、本体だけではなく、発熱による火災の懸念を踏まえれば、安全性の高い躯体が必要。
となると、検討の余地ないでしょ、、、なんて声も聞こえてきますが、全体のイニシャルコストを低減すれば可能性が見えてきます。
加えてランニングコストも抑制できれば尚可。もっと言えば、廃棄コストがかからなければベストですよね!

モジュールも年々価格が下がっています。最近はリユースのモジュールが販売されていますので、さらにイニシャルコストを低減できます。
あとは蓄電池ですね。

安価なモジュールが入手でき、比較的安価な蓄電池を搭載したら一体どのような収支になるでしょうか。
最近では既設の容量に対し、200%の過積載を「スーパー過積載」というそうです。そのスーパー過積載が実現可能か!?

もちろんスペースの問題ありますが、、、
と期待を膨らませながらも、本当にそれだけで判断していいのでしょうか。

ずいぶん話が戻ってしまいますが、そもそも太陽光の設備利用率(年)って13〜14%程度です。
いわゆる設備の最大出力に対してどれだけ発電したかの指標ですが、当然ですよね。
日中の太陽の光があるが故の発電ですから。

ということで、算出するまでもありませんが、スーパー過積載を想定して設備利用率を比較すると、
既設の設備利用率が14.6%に対し、200%の過積載では29.3%まで高効率になります。

  • モジュール出力59kWで5kWのPCSの設備で年間発電量が63,610kWh。
    単純に同容量の過積載にすると倍の127,220kWhになります。

当然発電コストも半減します。
これだけ見ればやらない理由はないですよね。

そしてもうひとつ!
投資した原本に対しての収益は?
いわゆる利回りですが、ここは蓄電池の価格に左右されるので、最終確認としましょう。
ポイントはやっぱり蓄電池、、、

どうしたら儲かる過積載プランを実施できるのか。
今度アメリカから新たに輸入するAQUION ENERGY社のAspen蓄電池を利用して過積載プランを計画しています。
次回その仕組みや価格など含め、本当に儲かるか試算して結論付けたいと思っています!

お楽しみに!

(記:大野敬三)

http://res.cloudinary.com/hcjrza45j/image/upload/h_678,w_1024/v1478840889/da7018ebc6bd1173eb540ea10e4c5eb5_m_fyrriu_enyire.jpghttp://res.cloudinary.com/hcjrza45j/image/upload/c_crop,h_1272,w_1272,x_324,y_0/h_150,w_150/v1478840889/da7018ebc6bd1173eb540ea10e4c5eb5_m_fyrriu_enyire.jpgaltenergy創る過積載って本当に儲かるの? このような質問をよく受けます。 そもそも低圧50kWのパターンでは、モジュールは50kW以上でPCS50kW以下と基本構成が過積載になっていますがですが、 今回は上述の既設に対し、さらにモジュールを新設する過積載、一体どれだけ儲かるかを考えてみます。 過積載は、インターネットでもメリット・デメリットの両側面あると賛否両論ですが、理屈としては可能。 一説にはPCSの変換効率は低出力だと変換効率が悪くなる傾向にあり、 具体的にはPCSの容量に対しモジュールの容量を1.3倍にすることで変換ロスが減り、 発電量を多くするとの見解もあります。 とはいえ絶対ではなく、PCSメーカーによってはその限りではなく、仮にPCSのトラブルがあった場合は保証されないこともあるようです。 やはり一長一短ですね。 でも一方では、物事全て「ゆりかごから墓場まで」です。 FITがスタートして以来、イニシャルコストばかりに目が行きがちですが、実は廃棄のことも考えておかなければなりません。 であれば、できる限りリターンを増やさなければ! となりますよね。 もちろん、やらない選択肢もあります。 でも再生エネルギーが発展しなければ、日本のエネルギー市場は崩壊します。とは言っても、慈善事業でもない、、、 前置きが長くなりましたが、燃料に頼らない再生エネルギーの発展を踏まえた儲かるプランを考えてみました。 そこで本題の過積載です。 過積載により、収益性があることは間違いないですが、「儲かる」という視点で考えると、 ポイントは収益性の最大化と故障などリスクの最小化を前提に考えると、 行き着いたのは蓄電池の搭載です。   蓄電池??? いやいや、よくある話だけど高すぎて、、、 それにイニシャルコストに加えてランニングコストもかかるから儲からないでしょ! そうですね。鉛の蓄電池は安いけど短命で、寿命を伸ばすには短いサイクルでメンテナンスが必要。 イニシャルは低減できてもランニングコストで結果的に高くなってしまう。 じゃあリチウムイオンは? 高速で充放電できるメリットはあるけど、なんせ高い。 高いと言っても、本体だけではなく、発熱による火災の懸念を踏まえれば、安全性の高い躯体が必要。 となると、検討の余地ないでしょ、、、なんて声も聞こえてきますが、全体のイニシャルコストを低減すれば可能性が見えてきます。 加えてランニングコストも抑制できれば尚可。もっと言えば、廃棄コストがかからなければベストですよね! モジュールも年々価格が下がっています。最近はリユースのモジュールが販売されていますので、さらにイニシャルコストを低減できます。 あとは蓄電池ですね。 安価なモジュールが入手でき、比較的安価な蓄電池を搭載したら一体どのような収支になるでしょうか。 最近では既設の容量に対し、200%の過積載を「スーパー過積載」というそうです。そのスーパー過積載が実現可能か!? もちろんスペースの問題ありますが、、、 と期待を膨らませながらも、本当にそれだけで判断していいのでしょうか。 ずいぶん話が戻ってしまいますが、そもそも太陽光の設備利用率(年)って13〜14%程度です。 いわゆる設備の最大出力に対してどれだけ発電したかの指標ですが、当然ですよね。 日中の太陽の光があるが故の発電ですから。 ということで、算出するまでもありませんが、スーパー過積載を想定して設備利用率を比較すると、 既設の設備利用率が14.6%に対し、200%の過積載では29.3%まで高効率になります。 モジュール出力59kWで5kWのPCSの設備で年間発電量が63,610kWh。 単純に同容量の過積載にすると倍の127,220kWhになります。 当然発電コストも半減します。 これだけ見ればやらない理由はないですよね。 そしてもうひとつ! 投資した原本に対しての収益は? いわゆる利回りですが、ここは蓄電池の価格に左右されるので、最終確認としましょう。 ポイントはやっぱり蓄電池、、、 どうしたら儲かる過積載プランを実施できるのか。 今度アメリカから新たに輸入するAQUION ENERGY社のAspen蓄電池を利用して過積載プランを計画しています。 次回その仕組みや価格など含め、本当に儲かるか試算して結論付けたいと思っています! お楽しみに! (記:大野敬三)-再生可能エネルギーの総合情報サイト-

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