野立ての太陽光発電施設で、ケーブル盗難が多発しています。

 

今年5月には、この3年間に兵庫県内で

約50件、9,000万円相当のケーブルを盗んだ男が逮捕、起訴されました。

7月には、茨城県鹿嶋市の施設で1.9km分のケーブルが盗まれ、

被害額は1カ所でなんと1,200万円相当に達したとのこと。

 

大きく報道されているこの2件以外にも、ケーブル盗難事件は各地で起こっています。

岐阜県では、昨年5月から8月の4カ月間で30件もの被害が発生しており、

そのすべてでケーブルだけが盗まれたそうです。

なぜ、ケーブルが狙われるのでしょうか。

 

◆ケーブルが狙われるワケとは?

 

ここは、盗む側の心理に立って考えてみましょう。

泥棒は「人目に触れず」「手早く」「効率的」に“仕事”をしたいはずです。

また、簡単かつ安全に現金化できる“ブツ”を狙うでしょう。

 

このすべての条件に、野立て太陽光発電施設のケーブルは合致しているのです。

 

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・無人で人目につかない

・夜間は発電していないので低リスク

・外しやすく(切断しやすく)軽いので運びやすい

・銅線は比較的高値で取引されている

・銅線のスクラップ市場は比較的大きく、処理しやすい(換金しやすい)

・製造番号(シリアルナンバー)がないため足がつかない

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ケーブルのすぐそばに、より高価なパネルがあるのに狙われにくいのは、

これらと逆の要素ばかりを持っているからです。

「重い」「シリアルナンバーで管理されている」「パネルの転売が簡単ではない」…。

そう考えると、ケーブルが泥棒にとって

いかに扱いやすい“ブツ”なのか理解できるでしょう。

では、いったいどのような防犯対策をとればいいのでしょうか。

 

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