本当は言いたくない?蓄電池容量と寿命の秘密
<出典:東芝のHPより>
最後に、東芝エネグーンを見てみましょう。「10,000回の充放電後でも、約90%の容量を維持」と書かれています。単純に10,000回という数字に踊らされてはいけません。
某比較サイトが危険と断言した理由はここにあります。このデータは放電深度を何%で計算しているのでしょうか?
もうお分かりだと思いますが、100%で試算しているのか、50%で試算しているのか、によってこのサイクル数は大きく異なってきます。
2016年8月版のカタログデータによると…「SOCレンジ100%」と書かれています。
もう少し調べてみると、東芝の場合は急速充電をウリにしており、1日2サイクルで試算しているようです。そうすると、単純計算13.5年は持つだろうという結果で、
メーカーで保証しているのは10年間で60%までの容量です。京セラほどではないですが、やはり安全を見ているようです。
もはや気分的にアラ探しになっている…では、定格容量に対して実効容量はどうでしょうか?カタログの表記を見てみますと「電気機器は実際に使用できる電力量は、
電力変換損失(定格出力時は約6%)分だけ少なくなります。」という表記であり、京セラ・NECのそれとは表記が異なっています。
電力変換ということは蓄電池本体にDC/ACコンバーターのようなものが内蔵されており、その変換の際のロスということが予測できます。
<出典:東芝のHPより>
分からない時は作った人に聞く、ということで電話してみました。
担当の方の話ですと、この電力変換損失6%とは予想通り直流→交流への変換の際のロスということでした。つまり約6.95kWhになるということです。
しかし、放電深度100%というのがにわかに信じがたかったため、聞いてみました。
https://eneleaks.com/?p=572https://res.cloudinary.com/hv7dr7rdf/images/f_auto,q_auto/v1497603577/himitsu_kwnvqg/himitsu_kwnvqg.gif?_i=AAhttps://res.cloudinary.com/hv7dr7rdf/images/f_auto,q_auto/v1497603577/himitsu_kwnvqg/himitsu_kwnvqg.gif?_i=AA蓄電offgridhouse<出典:東芝のHPより> 最後に、東芝エネグーンを見てみましょう。「10,000回の充放電後でも、約90%の容量を維持」と書かれています。単純に10,000回という数字に踊らされてはいけません。 某比較サイトが危険と断言した理由はここにあります。このデータは放電深度を何%で計算しているのでしょうか? もうお分かりだと思いますが、100%で試算しているのか、50%で試算しているのか、によってこのサイクル数は大きく異なってきます。 2016年8月版のカタログデータによると…「SOCレンジ100%」と書かれています。 もう少し調べてみると、東芝の場合は急速充電をウリにしており、1日2サイクルで試算しているようです。そうすると、単純計算13.5年は持つだろうという結果で、 メーカーで保証しているのは10年間で60%までの容量です。京セラほどではないですが、やはり安全を見ているようです。 もはや気分的にアラ探しになっている…では、定格容量に対して実効容量はどうでしょうか?カタログの表記を見てみますと「電気機器は実際に使用できる電力量は、 電力変換損失(定格出力時は約6%)分だけ少なくなります。」という表記であり、京セラ・NECのそれとは表記が異なっています。 電力変換ということは蓄電池本体にDC/ACコンバーターのようなものが内蔵されており、その変換の際のロスということが予測できます。 <出典:東芝のHPより> 分からない時は作った人に聞く、ということで電話してみました。 担当の方の話ですと、この電力変換損失6%とは予想通り直流→交流への変換の際のロスということでした。つまり約6.95kWhになるということです。 しかし、放電深度100%というのがにわかに信じがたかったため、聞いてみました。altenergy suzuki@seven.ne.jpAdministratorEneLeaks(エネリークス)