【基礎からわかる!】 蓄電池と消防法 ~市販のリチウムイオン蓄電池では20kWh未満のものが多いのはなぜ?~
■発火の危険性を消防法で規制
発火の危険性を考慮し、早くから消防法では設置や取り扱いを規制していました。
早くからといっても消防法自体の制定が戦後1948(昭和23)年のこと。
制定時には具体的な規制はなく、条例化されたのは1961(昭和36)年、
「昭和三十六年三月二十五日政令第三十七号」からです。
ここにおいて、
「①電気的出火危険防止」
「②水素ガスの異常発生による燃焼の危険防止」
「③希硫酸による可燃物の酸化防止」
と、蓄電池設備の規制が設けられました。
簡単に規制の概要をご案内いたします。
「①電気的出火危険防止」は当然です。
屋外では、雨水等の浸入防止の措置、
屋内では不燃材料で造った壁・窓や出入口への防火戸の設置が義務づけられています。
「②水素ガスの異常発生による燃焼の危険防止」と「③希硫酸による可燃物の酸化防止」は、
鉛蓄電池が水素ガスと希硫酸を発生しやすいことから、その防止策が設けられています。
もちろん、すべての蓄電池が対象ではありません。
「定格容量の合計が4,800Ah(アンペアアワー)・セル未満を除く」と条文にはあります。
上記の容量を上回る蓄電池は、さまざまな規制を受けることになりました。
■蓄電池の容量と規制の緩和
ここで、蓄電池の容量について解説しておきましょう。
「Ah」というのは、電流(アンペア)と時間(アワー)の積算値。
つまり、4,800Ah・セルとは、1時間に200アンペアの電流を取り出すことのできる容量を持つセルが
24個直列に接続されている状態(200Ah×24セル)を意味します。
「Ah」というとあまり聞き馴染みがないかもしれませんね。
どちらかと言うと、「Ah」に電池の公称電圧「V」をかけた
「kWh(キロワットアワー)」という単位の方が馴染みがあるかもしれません。
例えば、「20kWh」とは20kWなら1時間、10kWなら2時間、使うことができる蓄電池です。
一般家庭での1日の電気消費量は14kWh*程度であり、
20kWh使うことができれば十分といえます。
*:出典:総務省統計局「家計調査」より計算
https://eneleaks.com/?p=24012https://res.cloudinary.com/hv7dr7rdf/image/upload/v1507696075/fireman_vowm8m.jpghttps://res.cloudinary.com/hv7dr7rdf/image/upload/c_crop,h_427,w_427,x_106,y_0/h_150,w_150/v1507696075/fireman_vowm8m.jpg蓄電offgridhouse
■発火の危険性を消防法で規制
発火の危険性を考慮し、早くから消防法では設置や取り扱いを規制していました。
早くからといっても消防法自体の制定が戦後1948(昭和23)年のこと。
制定時には具体的な規制はなく、条例化されたのは1961(昭和36)年、
「昭和三十六年三月二十五日政令第三十七号」からです。
ここにおいて、
「①電気的出火危険防止」
「②水素ガスの異常発生による燃焼の危険防止」
「③希硫酸による可燃物の酸化防止」
と、蓄電池設備の規制が設けられました。
簡単に規制の概要をご案内いたします。
「①電気的出火危険防止」は当然です。
屋外では、雨水等の浸入防止の措置、
屋内では不燃材料で造った壁・窓や出入口への防火戸の設置が義務づけられています。
「②水素ガスの異常発生による燃焼の危険防止」と「③希硫酸による可燃物の酸化防止」は、
鉛蓄電池が水素ガスと希硫酸を発生しやすいことから、その防止策が設けられています。
もちろん、すべての蓄電池が対象ではありません。
「定格容量の合計が4,800Ah(アンペアアワー)・セル未満を除く」と条文にはあります。
上記の容量を上回る蓄電池は、さまざまな規制を受けることになりました。
■蓄電池の容量と規制の緩和
ここで、蓄電池の容量について解説しておきましょう。
「Ah」というのは、電流(アンペア)と時間(アワー)の積算値。
つまり、4,800Ah・セルとは、1時間に200アンペアの電流を取り出すことのできる容量を持つセルが
24個直列に接続されている状態(200Ah×24セル)を意味します。
「Ah」というとあまり聞き馴染みがないかもしれませんね。
どちらかと言うと、「Ah」に電池の公称電圧「V」をかけた
「kWh(キロワットアワー)」という単位の方が馴染みがあるかもしれません。
例えば、「20kWh」とは20kWなら1時間、10kWなら2時間、使うことができる蓄電池です。
一般家庭での1日の電気消費量は14kWh*程度であり、
20kWh使うことができれば十分といえます。
*:出典:総務省統計局「家計調査」より計算
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