時は2011年3月11日(金)午後2時46分、未曾有の大災害が日本を襲いました。
まだ記憶に新しい東日本大震災です。私は当時、JR武蔵野線で当時会社があった新小平駅に向かっている途中でした。
突然の激しい揺れで電車は急停車をし、何が起きたのかが全く分からないまま、30分程電車の中に取り残されました。
携帯電話は回線が大混雑していたためか、全くつながりませんでした。
電車は新小平駅の1つ手前の駅である新秋津とその前の東所沢駅の間で停車していたため、そこから歩いて新秋津まで向かうよう、駅員の指示がありました。
線路を歩くという経験はなかなか日常生活ではないことではありますが、昨日のことのように思い出されます。

その日を境に、直接的または間接的な被害に見舞われた多くの方から、「震災に備えたい」「電気が使えなくて困った」というとてつもない数の要望が殺到し、
太陽光発電システムが急速に拡がるきっかけとなったわけです。
聡明な読者の方であれば、「太陽光発電システムは電気を作ることは出来ても貯めることは出来ない」ということをご存知であると思いますが、
当時はその事実があまり認知されておらず、各メーカーも急増した蓄電池需要に応えるべく、次々と蓄電池を開発していきました。

我々がメーカー純正のリチウムイオン蓄電池を販売したのは、震災から2年後の2013年、京セラの蓄電池でした。
当時から、メーカー小売希望価格は2,400,000円(定格容量:7.2kWh)でしたが、
国の政策として導入支援のための補助金が機器費用の1/3(上限1,000,000円)も交付されていたのです。
2,400,000円の定価で販売した場合、800,000円も補助金がもらえた時代であり、
更に東京都であればHEMS機器との併設で400,000円が交付されたため、実質負担が1,200,000円だったわけです。

図3

(出典:京セラのHPより)

京セラ蓄電池(2013年)
販売価格2,400,000円 - 国の補助金800,000円 - 都の補助金400,000円 = 実質負担1,200,000円

当時の仕入価格は残念ながら忘れてしまいましたので、仮に1,200,000円だったとした場合、
販売店の利益=1,200,000円   お客様実質負担=1,200,000円

1台販売するだけで1,200,000円の利益って、ものすごい高収益ですよね。
今でもメーカー小売希望価格は変わっておりません。
リチウムの価格が高騰しているとは言え、量産が出来る現状においては上記の仕入価格よりも安く販売店が仕入れていても不思議ではありません。
そして、今でも蓄電池を積極的に販売しているのは、いわゆる訪問販売会社だと聞きます。

太陽光発電の世界においても、定価などあってないようなものです。仕入価格はどんどん安くなっています。
それは蓄電池も一緒なのです。にも関わらず、例えば『Amazon』のようなサイトにも住宅用リチウムイオン蓄電池の価格は一切出てきません。
唯一出てくるのはパナソニック製のスタンドアロン型のものだけです。
これは、恐らく販売店がお互いを牽制(どこか一社がマーケット価格を崩してかかること)しあっているのでは?と推測できます。

図4

《結論》

原材料が高く、安全性の担保のための管理システムを組むためにコストが上がる、廃棄を想定しているために高い、
という根本的な理由に加えて、「販売店が利益をかなり乗せている」ということが言えるのではないでしょうか。
某メーカーの某型式は仕入価格が40万円台(一括で大量に仕入れているため)という話も聞きます。

もしこの記事をお読みのあなたが見積書を取得しましたら、それが高いのか安いのか、それとも妥当なのか、私がこっそり無料でお教えいたします。

ではでは。

 

(記:田中圭亮)

http://res.cloudinary.com/hcjrza45j/image/upload/h_683,w_1024/v1478840763/31db111adf7617e1bf5bc238d653f2ba_m_y0empe_molj5p.jpghttp://res.cloudinary.com/hcjrza45j/image/upload/c_crop,h_1280,w_1280,x_320,y_0/h_150,w_150/v1478840763/31db111adf7617e1bf5bc238d653f2ba_m_y0empe_molj5p.jpgaltenergy貯める時は2011年3月11日(金)午後2時46分、未曾有の大災害が日本を襲いました。 まだ記憶に新しい東日本大震災です。私は当時、JR武蔵野線で当時会社があった新小平駅に向かっている途中でした。 突然の激しい揺れで電車は急停車をし、何が起きたのかが全く分からないまま、30分程電車の中に取り残されました。 携帯電話は回線が大混雑していたためか、全くつながりませんでした。 電車は新小平駅の1つ手前の駅である新秋津とその前の東所沢駅の間で停車していたため、そこから歩いて新秋津まで向かうよう、駅員の指示がありました。 線路を歩くという経験はなかなか日常生活ではないことではありますが、昨日のことのように思い出されます。 その日を境に、直接的または間接的な被害に見舞われた多くの方から、「震災に備えたい」「電気が使えなくて困った」というとてつもない数の要望が殺到し、 太陽光発電システムが急速に拡がるきっかけとなったわけです。 聡明な読者の方であれば、「太陽光発電システムは電気を作ることは出来ても貯めることは出来ない」ということをご存知であると思いますが、 当時はその事実があまり認知されておらず、各メーカーも急増した蓄電池需要に応えるべく、次々と蓄電池を開発していきました。 我々がメーカー純正のリチウムイオン蓄電池を販売したのは、震災から2年後の2013年、京セラの蓄電池でした。 当時から、メーカー小売希望価格は2,400,000円(定格容量:7.2kWh)でしたが、 国の政策として導入支援のための補助金が機器費用の1/3(上限1,000,000円)も交付されていたのです。 2,400,000円の定価で販売した場合、800,000円も補助金がもらえた時代であり、 更に東京都であればHEMS機器との併設で400,000円が交付されたため、実質負担が1,200,000円だったわけです。 (出典:京セラのHPより) 京セラ蓄電池(2013年) 販売価格2,400,000円 - 国の補助金800,000円 - 都の補助金400,000円 = 実質負担1,200,000円 当時の仕入価格は残念ながら忘れてしまいましたので、仮に1,200,000円だったとした場合、 販売店の利益=1,200,000円   お客様実質負担=1,200,000円 1台販売するだけで1,200,000円の利益って、ものすごい高収益ですよね。 今でもメーカー小売希望価格は変わっておりません。 リチウムの価格が高騰しているとは言え、量産が出来る現状においては上記の仕入価格よりも安く販売店が仕入れていても不思議ではありません。 そして、今でも蓄電池を積極的に販売しているのは、いわゆる訪問販売会社だと聞きます。 太陽光発電の世界においても、定価などあってないようなものです。仕入価格はどんどん安くなっています。 それは蓄電池も一緒なのです。にも関わらず、例えば『Amazon』のようなサイトにも住宅用リチウムイオン蓄電池の価格は一切出てきません。 唯一出てくるのはパナソニック製のスタンドアロン型のものだけです。 これは、恐らく販売店がお互いを牽制(どこか一社がマーケット価格を崩してかかること)しあっているのでは?と推測できます。 《結論》 原材料が高く、安全性の担保のための管理システムを組むためにコストが上がる、廃棄を想定しているために高い、 という根本的な理由に加えて、「販売店が利益をかなり乗せている」ということが言えるのではないでしょうか。 某メーカーの某型式は仕入価格が40万円台(一括で大量に仕入れているため)という話も聞きます。 もしこの記事をお読みのあなたが見積書を取得しましたら、それが高いのか安いのか、それとも妥当なのか、私がこっそり無料でお教えいたします。 ではでは。   (記:田中圭亮)-再生可能エネルギーの総合情報サイト-
1 2

関連記事はこちら