回避可能費用等増額の「主な要因」

 ②の回避可能費用等は、前年度の6,971憶円から今年度は1兆1,546億円と、一気にアップ! およそ4,500億円も増えています。今年度の再エネ賦課金の値上げが少額で済んだのは、ここに理由がありそうですね。


それでは、電力会社の負担分が大幅に増えたのでしょうか?
どうもそれだけではないようです。
よくみると②は、回避可能費用「等」と書かれています。


「等」? この制度が始まった2012年度以来、見たことのない文字です。
そこで、表中②回避可能費用等の「主な要因」欄を見ると、これまでにはない新しい記述が追加されていました。 


  • 燃料価格に連動する回避可能費用単価の上昇
  • 2017年度(H29年度)までに導入が見込みを下回ったことに伴う剰余金の活用

  これらは今年度に限った事柄なのか。それとも今後も発生しうることなのか。この2つの要因を掘り下げることで、再エネ賦課金の今後を占う何かのヒントになるかもしれないと思い調べてみました。


後編へ続く


(記:佐藤 誉世夫)

 
 

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https://res.cloudinary.com/hv7dr7rdf/images/f_auto,q_auto/v1557204841/image-1_pgs61z/image-1_pgs61z.png?_i=AAhttps://res.cloudinary.com/hv7dr7rdf/images/f_auto,q_auto/v1557204841/image-1_pgs61z/image-1_pgs61z.png?_i=AAaltenergy個人法人自家消費回避可能費用等増額の「主な要因」 ②の回避可能費用等は、前年度の6,971憶円から今年度は1兆1,546億円と、一気にアップ! およそ4,500億円も増えています。今年度の再エネ賦課金の値上げが少額で済んだのは、ここに理由がありそうですね。 それでは、電力会社の負担分が大幅に増えたのでしょうか? どうもそれだけではないようです。 よくみると②は、回避可能費用「等」と書かれています。 「等」? この制度が始まった2012年度以来、見たことのない文字です。 そこで、表中②回避可能費用等の「主な要因」欄を見ると、これまでにはない新しい記述が追加されていました。  燃料価格に連動する回避可能費用単価の上昇2017年度(H29年度)までに導入が見込みを下回ったことに伴う剰余金の活用   これらは今年度に限った事柄なのか。それとも今後も発生しうることなのか。この2つの要因を掘り下げることで、再エネ賦課金の今後を占う何かのヒントになるかもしれないと思い調べてみました。 後編へ続く (記:佐藤 誉世夫)     自家消費、ソーラーグリッドに関してはこちら      -再生可能エネルギーの総合情報サイト-