③発電パフォーマンスは正常か?
 
 実は、これが一番大きなテーマかもしれません。今まで述べてきたことは主に初期工事に関わることで、
仮に不具合があったら、意外とすぐにわかる内容す。
工事に関する窓口体制がしっかりしていれば、比較的すぐに対応して貰えると思います
いわゆる「丸投げ」の場合は少し難しいかもしれません
 太陽光発電システムの発電出力(kW)は太陽の光の強さに、そして(kWh)はその時間に比例します。
ただ、毎時、毎日、毎月、毎年まったく同じ条件がなかなか存在しないため、
劣化がおきているか?何か不具合があるか?という判断は、あからさまな発電量等の低下がない限り判断が難しい場合があります
もちろん、いくつかのポイントはあます。
 
1. 外観による判断
 主に屋根上でのチェックですが、影がかかっている、鳥の糞や極端な汚れがパネルにこびりついている、
またはパネルが割れて、などですパネルの割れは、たちまち発電に影響がない場合もありますので注意が必要です。
 
2.発電量モニター(監視装置)による判断
簡易的に判断する目安としては以下が挙げられます。
・発電のピークが同じように出ている時間帯があるか?比較できるデータがあればなお良
1kWあたりの発電量(kWh)が、概ね地域の平均値から乖離していないか
 
3.測定機器による判断
I-Vカーブトレーサー:晴れの日のIVカーブ正常なグラフがでるか?
・インピーダンス測定器:ソーラーパネルのストリングにおけるインピーダンス(電流と電圧の比率)が正常かチェックする

・ドローン赤外線カメラ等を搭載したドローンでパネルの不具合をチェックする。

コストがかかると同時にドローンを飛ばすために様々な規制があるのがネックですが… 

ソラメンテ (https://www.solamente.biz/)

 

 現在、現場においてはインピーダンスによるチェックが、素早く簡単に判断ができるために主流となっています。
太陽光発電システムは長期稼働が前提ですので、必然的に設置された環境の中で最適なパフォーマンスを維持しなければ、採算に影響してしまいます

今まで述べてきた通り、機器の不具合は検査機器で簡単に判断できる部分ありますが、
機器が正常であるもののパフォーマンスがあまり思わしくないという状況もないわけではありません。
刻々と変化する自然環境、総合的な判断が求められる部分でもあります。日々のちょっとしたことであっても、気が付けば大きな損害になってしまうという可能性もあります。
 
 よって、専門的な知識経験を持った業者に依頼し、きちとモニタリングをしながら、
かつ定期的に機器のチェック等も行いながら日々のパフォーマンスを確認していくことが、
最終的にはコストを抑えた運用になると考えます。
 太陽光発電は「システム」としては非常にシンプルではありますが、
専門性と経験がなによりのノウハウになっていると言えるのではないでしょうか
 
(記:黒田 浩明)
 
 

自家消費、ソーラーグリッドに関してはこちら

 
 
 
 

No.6 結局、太陽光パネルってどこが良いの?

 

https://res.cloudinary.com/hv7dr7rdf/images/f_auto,q_auto/v1531958871/No.7-1_soi8gh/No.7-1_soi8gh.jpg?_i=AAhttps://res.cloudinary.com/hv7dr7rdf/images/f_auto,q_auto/v1531958871/No.7-1_soi8gh/No.7-1_soi8gh.jpg?_i=AAaltenergy法人自家消費costdown    ③発電パフォーマンスは正常か?    実は、これが一番大きなテーマかもしれません。今まで述べてきたことは主に初期工事に関わることで、 仮に不具合があったら、意外とすぐにわかる内容です。 工事に関する窓口や体制がしっかりしていれば、比較的すぐに対応して貰えると思います。 いわゆる「丸投げ」の場合は少し難しいかもしれません。  太陽光発電システムの発電出力(kW)は太陽の光の強さに、そして量(kWh)はその時間に比例します。 ただし、毎時、毎日、毎月、毎年まったく同じ条件がなかなか存在しないため、 劣化がおきているか?何か不具合があるか?という判断は、あからさまな発電量等の低下がない限りは判断が難しい場合があります。 もちろん、いくつかのポイントはあります。   1. 外観による判断  主に屋根上でのチェックですが、影がかかっている、鳥の糞や極端な汚れがパネルにこびりついている、 またはパネルが割れている、などです。パネルの割れは、たちまち発電に影響がない場合もありますので注意が必要です。   2.発電量モニター(監視装置)による判断 簡易的に判断する目安としては以下が挙げられます。 ・発電のピークが同じように出ている時間帯があるか?→比較できるデータがあればなお良し ・1kWあたりの発電量(kWh)が、概ね地域の平均値から乖離していないか?   3.測定機器による判断 ・I-Vカーブトレーサー:晴れの日のI-Vカーブで正常なグラフがでるか? ・インピーダンス測定器:ソーラーパネルのストリングにおけるインピーダンス(電流と電圧の比率)が正常かチェックする ・ドローン:赤外線カメラ等を搭載したドローンでパネルの不具合をチェックする。 コストがかかると同時にドローンを飛ばすために様々な規制があるのがネックですが…  ソラメンテ (https://www.solamente.biz/)    現在、現場においてはインピーダンスによるチェックが、素早く簡単に判断ができるために主流となっています。 太陽光発電システムは長期稼働が前提ですので、必然的に設置された環境の中で最適なパフォーマンスを維持しなければ、採算に影響してしまいます。 今まで述べてきた通り、機器の不具合は検査機器で簡単に判断できる部分もありますが、 機器が正常であるもののパフォーマンスがあまり思わしくないという状況もないわけではありません。 刻々と変化する自然環境の中で、総合的な判断が求められる部分でもあります。日々のちょっとしたことであっても、気が付けば大きな損害になってしまうという可能性もあります。    よって、専門的な知識や経験を持った業者に依頼し、きちんとモニタリングをしながら、 かつ定期的に機器のチェック等も行いながら日々のパフォーマンスを確認していくことが、 最終的にはコストを抑えた運用になると考えます。  太陽光発電は「システム」としては非常にシンプルではありますが、 専門性と経験がなによりのノウハウになっていると言えるのではないでしょうか。   (記:黒田 浩明)     自家消費、ソーラーグリッドに関してはこちら          -再生可能エネルギーの総合情報サイト-