要因3)環境価値の向上
 国際的な大企業は、すでに再生可能エネルギーによる電力の調達100%を目標にする、
または達成したと言っています。
アップル経済圏を構成していると言われているアップルに関しては、
更にサプライヤーにまでそれを進めるがごとく「Supplier Clean Energy Program」なるものを組成し、
アップルに納品する部品に関しては再生可能エネルギーを使うことを推奨しています。
2018年の段階で既に23社がその生産体制を約束したというニュースが入ってきています。
 
 
ものを作るときに再生可能エネルギーの価値を合わせて購入しなければならないのですが、
ピラミッド構造になっている産業構造からいうと、この波はいつか必ずどこにでも訪れます。
産業用電力でものづくりをしているところは、自分たちも再生可能エネルギーを使うか、
その価値を購入しなければならない時代が来るものと思われます。
その他、原発の廃炉コストをという話をつないでいくと、
もはや電力の価格は上昇要因しか見当たらないとしか言いようがありません。
問題はその値上げの仕方です。再エネ賦課金はその最たる方法で、
わずか5年間で産業用電力で換算すると、20%ほどの電力価格が間接的に値上げになりました。
もはや、直接的な電力料金の値上げとは言わずに、まるでしれっと課税するかのように
静かに今までの方法と違うやり方で値上げをしているのです。
この類のものは、消費税のように消費者が直接負担するものではないので、
じんわりと閣議を通ってしまうものです。
もちろん、「インフラを維持する」、「再エネ比率を上昇させる」等の目的が
理由があるわけですから値段が上がることに否定的な訳ではありません。
むしろこれからのエネルギー政策を語る上でも、人口減少社会を考慮する上でも必要なものなのだと思います。
資本主義という超競争社会の中で活動し、かつデフレと言う悪循環の中では、
自分の身を守るということも重要なことなのではないかと思います。
まずは漫然とした「ものの価格は下がり続ける」という自分自身の感覚を少しリセットしてみることが
重要なのではないでしょうか。その中から、社会的な役割を担いつつ、
自らの身を守っていくという発想が生まれてくるのだと思います。
 
(記:髙橋 眞剛
 

自家消費、ソーラーグリッドに関してはこちら

 
 
 
https://res.cloudinary.com/hv7dr7rdf/images/f_auto,q_auto/v1530074199/No.1-1_rlt11k/No.1-1_rlt11k.jpg?_i=AAhttps://res.cloudinary.com/hv7dr7rdf/images/f_auto,q_auto/v1530074199/No.1-1_rlt11k/No.1-1_rlt11k.jpg?_i=AAaltenergy法人自家消費costdown  要因3)環境価値の向上  国際的な大企業は、すでに再生可能エネルギーによる電力の調達100%を目標にする、 または達成したと言っています。 アップル経済圏を構成していると言われているアップルに関しては、 更にサプライヤーにまでそれを進めるがごとく「Supplier Clean Energy Program」なるものを組成し、 アップルに納品する部品に関しては再生可能エネルギーを使うことを推奨しています。 2018年の段階で既に23社がその生産体制を約束したというニュースが入ってきています。     ものを作るときに再生可能エネルギーの価値を合わせて購入しなければならないのですが、 ピラミッド構造になっている産業構造からいうと、この波はいつか必ずどこにでも訪れます。 産業用電力でものづくりをしているところは、自分たちも再生可能エネルギーを使うか、 その価値を購入しなければならない時代が来るものと思われます。 ​ その他、原発の廃炉コストをという話をつないでいくと、 もはや電力の価格は上昇要因しか見当たらないとしか言いようがありません。 ​ 問題はその値上げの仕方です。再エネ賦課金はその最たる方法で、 わずか5年間で産業用電力で換算すると、20%ほどの電力価格が間接的に値上げになりました。 もはや、直接的な電力料金の値上げとは言わずに、まるでしれっと課税するかのように 静かに今までの方法と違うやり方で値上げをしているのです。 この類のものは、消費税のように消費者が直接負担するものではないので、 じんわりと閣議を通ってしまうものです。 ​ もちろん、「インフラを維持する」、「再エネ比率を上昇させる」等の目的が 理由があるわけですから値段が上がることに否定的な訳ではありません。 むしろこれからのエネルギー政策を語る上でも、人口減少社会を考慮する上でも必要なものなのだと思います。 資本主義という超競争社会の中で活動し、かつデフレと言う悪循環の中では、 自分の身を守るということも重要なことなのではないかと思います。 ​ まずは漫然とした「ものの価格は下がり続ける」という自分自身の感覚を少しリセットしてみることが 重要なのではないでしょうか。その中から、社会的な役割を担いつつ、 自らの身を守っていくという発想が生まれてくるのだと思います。   (記:髙橋 眞剛)   自家消費、ソーラーグリッドに関してはこちら      -再生可能エネルギーの総合情報サイト-