電力業界の動向をウォッチしている中でよく耳にするのが「負荷率」という言葉です。

負荷率とは端的にいうと、「どれだけ効率良く電気を使っているか」ということです。

 

つまり、

負荷率が高い=効率良く電気を使っている

ということになります。

 

なぜそうなるか?ということを説明していきます。

 

まず、負荷率を求める計算式ですが、1ヶ月単位で見てみると

 

負荷率(%)=月間消費電力量÷(契約電力(kW)×24時間(h)×当月の日数)×100%

となります。

 

【事例①】

200kWの契約電力をしており、1月の消費電力量が20,000kWhだったとした場合、

負荷率:20,000kWh÷(200kW×24h×31)=20,000kWh÷148,800kWh=13.44%

ということです。

 

容器をイメージするとわかりやすいかもしれません。

 

 

148,800kWhという容器を満たした電力はわずか20,000kWh(13.44%)ですので、

実は勿体ない使い方をしてしまっている(=割高な電力料金を支払っていしまっている)ということになります。

 

1日の消費パターンで見ると、下図のようなイメージです。

 

1年のうちどこかのタイミングで200kWhを消費してしまったがために、

それが契約電力になってしまっているが、普段はそこまで使わない(当然夜間も使わない)、というようなケースです。

 

https://res.cloudinary.com/hv7dr7rdf/images/f_auto,q_auto/v1529631248/868fb71861c930b8925a9b624e6ce69a_ik7vcc/868fb71861c930b8925a9b624e6ce69a_ik7vcc.png?_i=AAhttps://res.cloudinary.com/hv7dr7rdf/images/f_auto,q_auto/v1529631248/868fb71861c930b8925a9b624e6ce69a_ik7vcc/868fb71861c930b8925a9b624e6ce69a_ik7vcc.png?_i=AAaltenergy発電costdown電力業界の動向をウォッチしている中でよく耳にするのが「負荷率」という言葉です。 負荷率とは端的にいうと、「どれだけ効率良く電気を使っているか」ということです。   つまり、 負荷率が高い=効率良く電気を使っている ということになります。   なぜそうなるか?ということを説明していきます。   まず、負荷率を求める計算式ですが、1ヶ月単位で見てみると   負荷率(%)=月間消費電力量÷(契約電力(kW)×24時間(h)×当月の日数)×100% となります。   【事例①】 200kWの契約電力をしており、1月の消費電力量が20,000kWhだったとした場合、 負荷率:20,000kWh÷(200kW×24h×31)=20,000kWh÷148,800kWh=13.44% ということです。   容器をイメージするとわかりやすいかもしれません。     148,800kWhという容器を満たした電力はわずか20,000kWh(13.44%)ですので、 実は勿体ない使い方をしてしまっている(=割高な電力料金を支払っていしまっている)ということになります。   1日の消費パターンで見ると、下図のようなイメージです。   1年のうちどこかのタイミングで200kWhを消費してしまったがために、 それが契約電力になってしまっているが、普段はそこまで使わない(当然夜間も使わない)、というようなケースです。  -再生可能エネルギーの総合情報サイト-