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第1位:「ハウステンボス

ダントツの1300万球。季節を飛び越え、「初夏のひかりの王国」と題し、5月7日から6月29日まで、

初夏の花々が光の街を彩る期間限定の光の絶景を展開している。スケールも美しさも圧巻。

 

 

幻想的な世界を眺めながら、ふと気になるのはその電気について。

夢の世界を演出するLEDはどのような電気を使用していて、どれくらいの電気代がかかっているのだろう。

 

イルミネーション用の一般的なLEDは、100球あたりの消費電力が6W。

1300万個の6WのLED​がもしいっぺんに点灯したとしたら、1300万個÷100個×6W=780kWである。

 

コージェネ云々はあるのかもしないが、

これがどれぐらい大変なものであるのかを分かりやすく数字で展開してみたい。​

 

まずは規模である。

一般的には家庭用の100V、50Aの契約​をしたときに使える電気は最大で100V×50A=5kWなので、

イルミネーションだけで一般家庭156世帯分の契約に相当する。

ちなみに金額という視点で考えると​、​多くの契約電力は、

最大容量で決まる基本契約と使った分だけ支払う従量契約に分かれている。

 

仮に基本料金を2000円/kWと考えると​

780kW×2,000円であるので、実に156万円が基本料金として発生することとなる。

そこそこ電気を使う工場などに相当する金額であり、基本料金だけでこの金額というのはちょっと高い。

 

ただし実際にはそのような基本料金の負担があるということはないのである。

それは、LEDが半導体であるということに秘密がある。

 

LEDは日本語でいうと発光ダイオードであり、電圧を加えることによって発行する半導体のことである。

実は、1300万個のLEDを一斉に付けているわけではなく、

様々な制御をすることによって、点滅を少しずつずらしながら、

まるで点灯している様に見せたり、順番に点灯をさせてまるで動いているように見せたりと、

様々な技術が投下されているのである。

 

​常に点灯し続けている場合と比較し、

必要な電力の容量及び消費電力は恐らく1/4~1/5程度まで削減できているのではないか

と考えることができるのである。

 

​その制御方法に関しての詳細については

「THE CURRENT WAR〜トーマス・エジソンVSニコラ・テスラ〜」を参照いただきたい。

 

美しいイルミネーションが見られるのは、

単純にLED単体の消費電力が小さいということだけではなく、

半導体であることからスイッチのオンオフを素早く制御出来るということが、

経済的にも現実的なものになっているということがわかるのではないだろうか。​

 

そのことを知りながら見ることによって、ただただ美しいというデザインの裏側には、

それを実現するための様々な技術者の努力の結晶が存在しているとも言えるのである。

 

(記:坪坂聖子)

 

 

 

【今さら聞けない】「力率」とは?サルでもイヌでもわかるカンタン解説

エネルギーを語る上では常識「発電コスト」ってご存知ですか?

https://res.cloudinary.com/hv7dr7rdf/image/upload/h_679,w_1024/v1528416481/housetenbosch_sbc4v6.jpghttps://res.cloudinary.com/hv7dr7rdf/image/upload/c_crop,h_929,w_929,x_235,y_0/h_150,w_150/v1528416481/housetenbosch_sbc4v6.jpgaltenergy発電costdown  第1位:「ハウステンボス」 ダントツの1300万球。季節を飛び越え、「初夏のひかりの王国」と題し、5月7日から6月29日まで、 初夏の花々が光の街を彩る期間限定の光の絶景を展開している。スケールも美しさも圧巻。     幻想的な世界を眺めながら、ふと気になるのはその電気について。 夢の世界を演出するLEDはどのような電気を使用していて、どれくらいの電気代がかかっているのだろう。   イルミネーション用の一般的なLEDは、100球あたりの消費電力が6W。 1300万個の6WのLED​がもしいっぺんに点灯したとしたら、1300万個÷100個×6W=780kWである。   コージェネ云々はあるのかもしないが、 これがどれぐらい大変なものであるのかを分かりやすく数字で展開してみたい。​   まずは規模である。 一般的には家庭用の100V、50Aの契約​をしたときに使える電気は最大で100V×50A=5kWなので、 イルミネーションだけで一般家庭156世帯分の契約に相当する。 ​ ちなみに金額という視点で考えると​、​多くの契約電力は、 最大容量で決まる基本契約と使った分だけ支払う従量契約に分かれている。   仮に基本料金を2000円/kWと考えると​ 780kW×2,000円であるので、実に156万円が基本料金として発生することとなる。 そこそこ電気を使う工場などに相当する金額であり、基本料金だけでこの金額というのはちょっと高い。   ただし実際にはそのような基本料金の負担があるということはないのである。 それは、LEDが半導体であるということに秘密がある。   LEDは日本語でいうと発光ダイオードであり、電圧を加えることによって発行する半導体のことである。 実は、1300万個のLEDを一斉に付けているわけではなく、 様々な制御をすることによって、点滅を少しずつずらしながら、 まるで点灯している様に見せたり、順番に点灯をさせてまるで動いているように見せたりと、 様々な技術が投下されているのである。   ​常に点灯し続けている場合と比較し、 必要な電力の容量及び消費電力は恐らく1/4~1/5程度まで削減できているのではないか と考えることができるのである。   ​その制御方法に関しての詳細については 「THE CURRENT WAR〜トーマス・エジソンVSニコラ・テスラ〜」を参照いただきたい。   美しいイルミネーションが見られるのは、 単純にLED単体の消費電力が小さいということだけではなく、 半導体であることからスイッチのオンオフを素早く制御出来るということが、 経済的にも現実的なものになっているということがわかるのではないだろうか。​   そのことを知りながら見ることによって、ただただ美しいというデザインの裏側には、 それを実現するための様々な技術者の努力の結晶が存在しているとも言えるのである。   (記:坪坂聖子)      -再生可能エネルギーの総合情報サイト-
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