「発電コスト」という言葉を聞いたことがおありでしょうか?

1kWhという電力を作り出すためにいくらかかるかという指標のことです。

資源エネルギー庁のホームページでは原発や火力発電などの発電コストを掲載しています。

2015年、「総合資源エネルギー調査会 発電コスト検証ワーキンググループ」 より引用


 

 

例えば原発に係る費用を合算すると10.1円/kWhという発電コストになります。石炭火力なら12.3円/kWhです。

ここで、私たち一般消費者が買っている電力の単価を思い出してみましょう。

東京電力の従量電灯Bという料金プランにおいては、使用した電力量に応じて単価が変わってきます。

最も高い3段料金では27.80円/kWh(税抜)です。

そして忘れてはならないのが、基本料金と最エネ賦課金(2017年度では2.44円/kWh(税抜))の存在です。

従量料金単価と同じぐらいのインパクトで電気料金に響いてきます。

 

なぜこんな話をしているのか?と言いますと、

端的に言って「もし自分たちで電力会社から買う値段よりも安く作ることができたら」という可能性を検証するためです。

 

太陽光(住宅)という項目が表の一番右側にありますね。合計すると29.4円/kWhという発電コストと試算しています。

 

「なんだ、高いじゃないか。」

そう思われる方も多いと思います。

確かにこの数字が本当であれば高いです。ただし、実態はどうでしょうか。

 

 

NEDO(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)においては、

2016年時点での住宅用太陽光発電システムの発電コストを17.9円/kWhとしています。

非住宅用太陽光発電システムの発電コストは16.2円/kWhとしています。


1kWhの電力を買う単価が27.80円+2.44円(再エネ賦課金)=30.24/kWhであるならば、

16.2円/kWhの電気を作ってしまった方が圧倒的にお得ですよね。

 

では世界的に見てこの発電コストは高いのでしょうか?安いのでしょうか?

 

2017年6月19日の日経新聞に丸紅のUAE太陽光 天然ガスより安く、発電コスト2円台という記事が掲載されました。

アラブ首長国連邦のアブダビに1,177MWのメガソーラーを建設するという内容で、

政府の介入や日射量の多さ、建設コストの安さが手伝って2.6円/kWhという発電コストを実現したようです。

 

当然、規模や条件が大きく異なるため、NEDOの16.2円/kWhという発電コストが圧倒的に高く見えるわけですが、

例え同じ規模であったとしても日本の発電コストは高いと言われています。

 

なぜか?

 

機器コストは世界水準並みに下がってきたとは言え、

建設コストおよび流通コストが依然として高いということに起因しているようです。

 

 

https://res.cloudinary.com/hv7dr7rdf/images/f_auto,q_auto/v1522124978/b4b40ec2bedd13fc1d27ec8c00b0ca3d_q8iue8/b4b40ec2bedd13fc1d27ec8c00b0ca3d_q8iue8.jpg?_i=AAhttps://res.cloudinary.com/hv7dr7rdf/images/f_auto,q_auto/v1522124978/b4b40ec2bedd13fc1d27ec8c00b0ca3d_q8iue8/b4b40ec2bedd13fc1d27ec8c00b0ca3d_q8iue8.jpg?_i=AAaltenergy発電costdown    「発電コスト」という言葉を聞いたことがおありでしょうか? 1kWhという電力を作り出すためにいくらかかるかという指標のことです。 資源エネルギー庁のホームページでは原発や火力発電などの発電コストを掲載しています。 2015年、「総合資源エネルギー調査会 発電コスト検証ワーキンググループ」 より引用     例えば原発に係る費用を合算すると10.1円/kWhという発電コストになります。石炭火力なら12.3円/kWhです。 ここで、私たち一般消費者が買っている電力の単価を思い出してみましょう。 東京電力の従量電灯Bという料金プランにおいては、使用した電力量に応じて単価が変わってきます。 最も高い3段料金では27.80円/kWh(税抜)です。 そして忘れてはならないのが、基本料金と最エネ賦課金(2017年度では2.44円/kWh(税抜))の存在です。 従量料金単価と同じぐらいのインパクトで電気料金に響いてきます。   なぜこんな話をしているのか?と言いますと、 端的に言って「もし自分たちで電力会社から買う値段よりも安く作ることができたら」という可能性を検証するためです。   太陽光(住宅)という項目が表の一番右側にありますね。合計すると29.4円/kWhという発電コストと試算しています。   「なんだ、高いじゃないか。」 そう思われる方も多いと思います。 確かにこの数字が本当であれば高いです。ただし、実態はどうでしょうか。     NEDO(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)においては、 2016年時点での住宅用太陽光発電システムの発電コストを17.9円/kWhとしています。 非住宅用太陽光発電システムの発電コストは16.2円/kWhとしています。 1kWhの電力を買う単価が27.80円+2.44円(再エネ賦課金)=30.24円/kWhであるならば、 16.2円/kWhの電気を作ってしまった方が圧倒的にお得ですよね。   では世界的に見てこの発電コストは高いのでしょうか?安いのでしょうか?   2017年6月19日の日経新聞に「丸紅のUAE太陽光 天然ガスより安く、発電コスト2円台」という記事が掲載されました。 アラブ首長国連邦のアブダビに1,177MWのメガソーラーを建設するという内容で、 政府の介入や日射量の多さ、建設コストの安さが手伝って2.6円/kWhという発電コストを実現したようです。   当然、規模や条件が大きく異なるため、NEDOの16.2円/kWhという発電コストが圧倒的に高く見えるわけですが、 例え同じ規模であったとしても日本の発電コストは高いと言われています。   なぜか?   機器コストは世界水準並みに下がってきたとは言え、 建設コストおよび流通コストが依然として高いということに起因しているようです。    -再生可能エネルギーの総合情報サイト-