太陽光発電では光の強さが大事です。
曇りや雨の日に発電量が極端に低下するのは光が弱いため。
しかし、よく晴れていても発電量が落ちてしまうことがあります。
それは、太陽光パネルに影がかかるときです。

これまでは太陽光発電の影対策としてバイパスダイオードが有効だとされていましたが、それは本当でしょうか。

ここでは影で発電量が落ちる仕組みと、バイパスダイオードのはたらきを説明します。

 (photo:中居)

 

たった1枚のセルに日陰ができただけでも、モジュール全体の発電量が落ちる!?

 

太陽光発電システムの建設を業務としている私たちオルテナジーが恐れる三大影は、木・電柱・後から建つマンションの影です。

木は大きなものもあるので影の影響があることは想像できますが、電柱の影が恐れられるほどの影響を与えるとは、にわかに信じられないかもしれませんね。

じつはここには太陽光パネルの構造が関係しているのです。

 

一般的な結晶シリコン系の太陽光パネルは、1辺が15センチ程度の四角いセルと呼ばれる半導体の板を直列につないで1つのモジュールと呼ばれる単位を構成しています。
モジュールはパネルともいいますが、標準的なパネルではセルを何枚かつないでサブモジュールを構成し、数個のサブモジュールを直列につないで1枚のパネルを構成する形です。

 

現在、太陽光発電市場の主流であるシリコン系のパネルの場合、セルの中で発電された電気は隣のセルへと流れ、さらに隣へ隣へと伝達しながらパワーコンディショナに集まってきます。
従いまして、セルの中を電流が抵抗なくスムーズに移動することが出来る状態が理想です。

 

 電柱が作る影(photo:中居)

 

ところが、セルに影がかかってしまった場合、セルの抵抗値が上がって電流が流れにくくなります。すると、隣のパネルの電流も、その隣のパネルの電流も同じように低下してしまいます。

これは、直流でつないだ回路では電流の大きさはすべて同じになる性質があるためです。

 

※電流A×電圧V=電力W


http://res.cloudinary.com/hv7dr7rdf/image/upload/v1513909948/image1_xp9krp.jpghttp://res.cloudinary.com/hv7dr7rdf/image/upload/c_crop,h_268,w_268,x_46,y_0/h_150,w_150/v1513909948/image1_xp9krp.jpgaltenergy守るcostdown太陽光発電では光の強さが大事です。 曇りや雨の日に発電量が極端に低下するのは光が弱いため。 しかし、よく晴れていても発電量が落ちてしまうことがあります。 それは、太陽光パネルに影がかかるときです。 これまでは太陽光発電の影対策としてバイパスダイオードが有効だとされていましたが、それは本当でしょうか。 ここでは影で発電量が落ちる仕組みと、バイパスダイオードのはたらきを説明します。  (photo:中居)   たった1枚のセルに日陰ができただけでも、モジュール全体の発電量が落ちる!?   太陽光発電システムの建設を業務としている私たちオルテナジーが恐れる三大影は、木・電柱・後から建つマンションの影です。 木は大きなものもあるので影の影響があることは想像できますが、電柱の影が恐れられるほどの影響を与えるとは、にわかに信じられないかもしれませんね。 じつはここには太陽光パネルの構造が関係しているのです。   一般的な結晶シリコン系の太陽光パネルは、1辺が15センチ程度の四角いセルと呼ばれる半導体の板を直列につないで1つのモジュールと呼ばれる単位を構成しています。 モジュールはパネルともいいますが、標準的なパネルではセルを何枚かつないでサブモジュールを構成し、数個のサブモジュールを直列につないで1枚のパネルを構成する形です。   現在、太陽光発電市場の主流であるシリコン系のパネルの場合、セルの中で発電された電気は隣のセルへと流れ、さらに隣へ隣へと伝達しながらパワーコンディショナに集まってきます。 従いまして、セルの中を電流が抵抗なくスムーズに移動することが出来る状態が理想です。    電柱が作る影(photo:中居)   ところが、セルに影がかかってしまった場合、セルの抵抗値が上がって電流が流れにくくなります。すると、隣のパネルの電流も、その隣のパネルの電流も同じように低下してしまいます。 これは、直流でつないだ回路では電流の大きさはすべて同じになる性質があるためです。   ※電流A×電圧V=電力W-再生可能エネルギーの総合情報サイト-
1 2 3