~プロローグ~

2017年7月、我が家に重量600kgの蓄電池がトラックに運ばれてやってきた。

数年前にすでに太陽光発電を導入している弟の家は、

庭には蓄電池が狭くて入らないと言う理由から導入を諦めたそうだ。

その頃はまだ値段も高かったと記憶している。

 

私の親戚は皆、2011年3月11日の東日本大震災以来、

太陽光発電を積極的に導入している。

理由は、原発に反対しているからである。

 

多摩市にある私の家の近くでは、従兄弟が早々に太陽光発電を導入した。

また、同市内にある叔父の家でも、同じ頃に導入した。

私も導入したかったのだが、築年数の関係から屋根の改修が必要と言われ、

とても高価なものになるため諦めていた。

 

しかしながら、私の場合は

当初から蓄電池もあわせて入れたいとずっと思っていた。

昼間に余った電気を蓄電池にためて、夜にためた分を使うようにすれば、

365日、太陽光だけで生活できると思ったからだ。

もちろん、曇りや雨の日が続けば蓄電池にためられないから、

その時は電気が使えなくなってしまう。

太陽光発電だけに100%頼ることは実際は難しいと思うので、

電気が足りなくなれば電力会社からの供給に切り替えればいいと思っていた。

 

ただ電池の値段は それほど安いものではなかった。

鉛電池などはかなり安くなったと聞いていたが、

信頼性がイマイチであると感じていた。

車に使われている鉛電池は、最近でこそ寿命がかなり伸びたようだが、

以前は2年もすると使えなくなっていた。

一方、リチウムイオン電池は、そこそこ高価だし、

資源的にも希少な金属を使うということで、

家庭で使うにはあまり向いていないなと個人的に思っていた。

大震災からすでに6年が経過し、

福島県の原発被災者は相変わらず避難生活を強いられている。

それにもかかわらず、政府は原発の再稼働に邁進している。

 

https://res.cloudinary.com/hv7dr7rdf/images/f_auto,q_auto/v1505896235/Module-on-Forklift_HR_nqegdk/Module-on-Forklift_HR_nqegdk.jpg?_i=AAhttps://res.cloudinary.com/hv7dr7rdf/images/f_auto,q_auto/v1505896235/Module-on-Forklift_HR_nqegdk/Module-on-Forklift_HR_nqegdk.jpg?_i=AAaltenergyオフグリット生活個人蓄電連載offgridhouse    ~プロローグ~ 2017年7月、我が家に重量600kgの蓄電池がトラックに運ばれてやってきた。 数年前にすでに太陽光発電を導入している弟の家は、 庭には蓄電池が狭くて入らないと言う理由から導入を諦めたそうだ。 その頃はまだ値段も高かったと記憶している。   私の親戚は皆、2011年3月11日の東日本大震災以来、 太陽光発電を積極的に導入している。 理由は、原発に反対しているからである。   多摩市にある私の家の近くでは、従兄弟が早々に太陽光発電を導入した。 また、同市内にある叔父の家でも、同じ頃に導入した。 私も導入したかったのだが、築年数の関係から屋根の改修が必要と言われ、 とても高価なものになるため諦めていた。   しかしながら、私の場合は 当初から蓄電池もあわせて入れたいとずっと思っていた。 昼間に余った電気を蓄電池にためて、夜にためた分を使うようにすれば、 365日、太陽光だけで生活できると思ったからだ。 もちろん、曇りや雨の日が続けば蓄電池にためられないから、 その時は電気が使えなくなってしまう。 太陽光発電だけに100%頼ることは実際は難しいと思うので、 電気が足りなくなれば電力会社からの供給に切り替えればいいと思っていた。   ただ電池の値段は それほど安いものではなかった。 鉛電池などはかなり安くなったと聞いていたが、 信頼性がイマイチであると感じていた。 車に使われている鉛電池は、最近でこそ寿命がかなり伸びたようだが、 以前は2年もすると使えなくなっていた。 一方、リチウムイオン電池は、そこそこ高価だし、 資源的にも希少な金属を使うということで、 家庭で使うにはあまり向いていないなと個人的に思っていた。 大震災からすでに6年が経過し、 福島県の原発被災者は相変わらず避難生活を強いられている。 それにもかかわらず、政府は原発の再稼働に邁進している。  -再生可能エネルギーの総合情報サイト-