【実録シリーズ】営業が第一発見者!野立てケーブル盗難の実態とは?
◆「家に近いからと油断しない」「保険には要加入」が今回の教訓!
ほとんど人が通らないエリアに設置したわけでもないのに、
ケーブル盗難の被害が発生した今回の事件。
残念ながら、お客様の油断が犯行しやすい条件を整えてしまいました。
一方、保険に加入していたため、被害額を抑えられたのは不幸中の幸いです。
「盗難に遭うリスクは低いから」と保険金を節約するのではなく、
万一のリスクを考慮して保険に加入することが大切だということでしょう。
すでに保険に加入されている方は、盗難補償や休業補償がどのように適用されるのか、
適用されない保険だったら補償の特約を追加することが可能なのかを
今のうちに確認しておくことをおすすめします。
◆今や、野立てはグーグルマップで様子が確認できる時代!
最後に、改めて防犯対策について少し考えてみましょう。
ひとまず、泥棒の立場になって想像してみてください。
ターゲットは行き当たりばったりではなく、
事前にピックアップしておくのではないでしょうか。
たとえばグーグルマップが活用できます。
航空写真で野立ての設備がどこにあるかわかりますし、
ストリートビューで見れば、施設の様子もかなり詳細にチェックできます。
そうやってチェックしているとき、防犯カメラや防犯ステッカーが
ないことがわかれば、優先的に候補となるでしょう。
逆に「赤外線ライト搭載の防犯カメラで24時間監視中」といった
掲示がされていれば、一定の抑止効果が期待できます。
いくら盗むのに成功しても、自分の姿を録画されたくはないでしょうから。
(ストリートビューの更新頻度は1~2年に1度とされていますので、
すぐ効果が発揮されるわけではありません。ただし、施設に掲示しておけば
やはり一定の抑止効果が期待できるでしょう)
また、迅速な警察への通報が可能となり、
犯行の証拠を録画データとして提出できるため、警察も動きやすくなります。
警察が捜査に力を入れて“成果”を挙げられるようになれば、
「ケーブル盗難はリスクが高い」と泥棒も考えるようになるのではないでしょうか。
自分の設備の防犯対策を強化することで、
ケーブル盗難が流行っている今の状況を変えられるかもしれません。
(記:高橋努)
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