蓄電池関連の記事を書くことも多いので、Eneleaks読者の皆様も蓄電池の話題に触れる機会が多いのではと思います。
我々が今性能実験している蓄電池は、AHI蓄電池というカテゴリーになります。
どれくらいの性能なのかなどの実験や鉛蓄電池やリチウムイオン電池に関する記事はアップしているのですが、
そもそもAHI蓄電池って何?という話をしていないことに気が付きました。
そこで今回はAHIに関して少し触れておきたいと思います。

まず横文字がいろいろ出て行きますので、簡単な整理をします。

AquionEnergy:AHI蓄電池を製造しているアメリカのメーカー
Aspen:AquionEnergy社が製造しているAHI蓄電池の製品名
AHI蓄電池:電池のカテゴリー、鉛蓄電池であったり、リチウムイオン電池であったり、電池のカテゴリーが存在しますが、AHI蓄電池はその中の一つになります。

 

 

AHI蓄電池の定義

AHIとは、Aqueous Hybrid Ionの頭文字をとっています。
AHI蓄電池は、海水電解液、炭素複合材料の陽極、酸化マンガンの陰極、合成綿セパレーターで構成されています。

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これを単純に理解すると
「塩水とコットンと炭」みたな身近なもので出来ているのがわかります。

これに対して車のバッテリーとしてよく使われる鉛蓄電池は、
その名の通り鉛が使われています。
鉛自体に生物に対する毒性を持っているので、取り扱いが難しい側面があります。
鉛蓄電池の廃棄に関しては環境省からも通達が出ており、廃棄をするのに手間とコストがかかります。
http://www.env.go.jp/hourei/11/000251.html

一方、AHI蓄電池は、その構成材料から見てもその安全性が見て取れるかと思います。
このAHI蓄電池の原理をもとにAquionEnergy社が開発したAspenは、
世界で初めて蓄電池として「Cradle to Cradle認証」を取得しています。

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重金属や有害化学物質を含まず、燃焼、爆発の心配もないところが
世界で最も安全な蓄電池と言われている所以ですね。

 

 

Cradle to Cradle って何?

直訳すると「ゆりかごからゆりかごまで」となります。
社会保障制度などを語るときに「Cradle To Grave」(ゆりかごから墓場まで)
は有名ですね。

墓場には入らずに、
生まれてから再生してまた生まれるという感じでしょうか。

そもそもこの認証のコンセプトは、あらゆる材料は有害な可能性のある物質を含まないものとすること
使用するエネルギーは再生可能なものとすること、特別設計された製品は回収可能とし、
使用する材料は高品質の製品を作るために利用可能なものとしなければならないというものです。

繰り返し利用できて、廃棄が出ない、有害物質も含まない、究極的に環境に優しい商品のための認証です。
ちなみにどんな製品が他に認証を受けているかと言うと、
オフィスの家具であったり、
http://www.c2ccertified.org/products/scorecard/groupworks_tables
ジーパンだったり、
http://www.c2ccertified.org/products/scorecard/indigo-dyed_denim
が認証を受けています。

日本の企業で認証を受けているところがないか探して見たのですが、
1社だけ、田川産業さんという企業が認証を受けていました。
漆喰の城壁で認証を取っているようです。
http://www.c2ccertified.org/innovation-stories/tagawa_sangyo

 

デメリットは無いのか?

大きさも鉛やリチウムのような小型化は難しいです。
モビリティには向いてないと言えます。
一方で備え付けで使う電池としては、100%使い切っても復活しますし、
安全でもあるので、非常に優れているのではと思います。

あとちょっと重いです。

どれくらい重いかといいますと1スタック約120kg。

120kgと言われてピンとこない方に、
普段、週二回トレーニングジムに通ってウエートトレーニングに励むも、
「そんなに腕を太くして何に使うのか」
「何を目指しているのか」
など家族からも非難を浴びている筆者が、
ここぞとばかりに持ち上げてみました!
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どうですか!!!

 

 

 

 

 

 

すみません。これはモックアップ(模型)です。
本物の120kgは両手でも持ち上げられません。

 

 

 

 

 

 

ちなみに偶然なのか、今話題のテスラモーターズのリチウムイオン蓄電池のパワオールは120kgです。
重いです。しかも壁付です。
容量が違うので一概に比較は出来ませんが、
無理に壁につけなくても、地面設置のAquionのAHI蓄電池のほうが家にも優しいかもしれませんね。

 

 

 

 

 

(記:岡田健吾)

http://res.cloudinary.com/hv7dr7rdf/image/upload/v1486720641/uxy7wc_nkodfv.jpghttp://res.cloudinary.com/hv7dr7rdf/image/upload/c_crop,h_583,w_583,x_220,y_0/h_150,w_150/v1486720641/uxy7wc_nkodfv.jpgeneleaks貯める蓄電池関連の記事を書くことも多いので、Eneleaks読者の皆様も蓄電池の話題に触れる機会が多いのではと思います。 我々が今性能実験している蓄電池は、AHI蓄電池というカテゴリーになります。 どれくらいの性能なのかなどの実験や鉛蓄電池やリチウムイオン電池に関する記事はアップしているのですが、 そもそもAHI蓄電池って何?という話をしていないことに気が付きました。 そこで今回はAHIに関して少し触れておきたいと思います。 まず横文字がいろいろ出て行きますので、簡単な整理をします。 AquionEnergy:AHI蓄電池を製造しているアメリカのメーカー Aspen:AquionEnergy社が製造しているAHI蓄電池の製品名 AHI蓄電池:電池のカテゴリー、鉛蓄電池であったり、リチウムイオン電池であったり、電池のカテゴリーが存在しますが、AHI蓄電池はその中の一つになります。     AHI蓄電池の定義 AHIとは、Aqueous Hybrid Ionの頭文字をとっています。 AHI蓄電池は、海水電解液、炭素複合材料の陽極、酸化マンガンの陰極、合成綿セパレーターで構成されています。 これを単純に理解すると 「塩水とコットンと炭」みたな身近なもので出来ているのがわかります。 これに対して車のバッテリーとしてよく使われる鉛蓄電池は、 その名の通り鉛が使われています。 鉛自体に生物に対する毒性を持っているので、取り扱いが難しい側面があります。 鉛蓄電池の廃棄に関しては環境省からも通達が出ており、廃棄をするのに手間とコストがかかります。 http://www.env.go.jp/hourei/11/000251.html 一方、AHI蓄電池は、その構成材料から見てもその安全性が見て取れるかと思います。 このAHI蓄電池の原理をもとにAquionEnergy社が開発したAspenは、 世界で初めて蓄電池として「Cradle to Cradle認証」を取得しています。   重金属や有害化学物質を含まず、燃焼、爆発の心配もないところが 世界で最も安全な蓄電池と言われている所以ですね。     Cradle to Cradle って何? 直訳すると「ゆりかごからゆりかごまで」となります。 社会保障制度などを語るときに「Cradle To Grave」(ゆりかごから墓場まで) は有名ですね。 墓場には入らずに、 生まれてから再生してまた生まれるという感じでしょうか。 そもそもこの認証のコンセプトは、あらゆる材料は有害な可能性のある物質を含まないものとすること 使用するエネルギーは再生可能なものとすること、特別設計された製品は回収可能とし、 使用する材料は高品質の製品を作るために利用可能なものとしなければならないというものです。 繰り返し利用できて、廃棄が出ない、有害物質も含まない、究極的に環境に優しい商品のための認証です。 ちなみにどんな製品が他に認証を受けているかと言うと、 オフィスの家具であったり、 http://www.c2ccertified.org/products/scorecard/groupworks_tables ジーパンだったり、 http://www.c2ccertified.org/products/scorecard/indigo-dyed_denim が認証を受けています。 日本の企業で認証を受けているところがないか探して見たのですが、 1社だけ、田川産業さんという企業が認証を受けていました。 漆喰の城壁で認証を取っているようです。 http://www.c2ccertified.org/innovation-stories/tagawa_sangyo   デメリットは無いのか? 大きさも鉛やリチウムのような小型化は難しいです。 モビリティには向いてないと言えます。 一方で備え付けで使う電池としては、100%使い切っても復活しますし、 安全でもあるので、非常に優れているのではと思います。 あとちょっと重いです。 どれくらい重いかといいますと1スタック約120kg。 120kgと言われてピンとこない方に、 普段、週二回トレーニングジムに通ってウエートトレーニングに励むも、 「そんなに腕を太くして何に使うのか」 「何を目指しているのか」 など家族からも非難を浴びている筆者が、 ここぞとばかりに持ち上げてみました! どうですか!!!             すみません。これはモックアップ(模型)です。 本物の120kgは両手でも持ち上げられません。             ちなみに偶然なのか、今話題のテスラモーターズのリチウムイオン蓄電池のパワオールは120kgです。 重いです。しかも壁付です。 容量が違うので一概に比較は出来ませんが、 無理に壁につけなくても、地面設置のAquionのAHI蓄電池のほうが家にも優しいかもしれませんね。           (記:岡田健吾)-再生可能エネルギーの総合情報サイト-

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