前回、「Aspen蓄電池の性能を見てみたい」という、ある意味思いつき企画的な実験を行い、
想定外の事態で失敗に終わってしまったことを受け、

 

「もっと高性能な装置を使ってやらないとダメだ!」

 

という想いが我々の中で芽生えました。

 

前回の反省点は「40Vまでしか計測出来ない装置を使ってしまったこと」です。
ということで、今回用意したのが電菱製の「SR1000-248」というDC/ACインバータです。
入力電圧範囲を見ると「36~60Vdc」と書かれています。同時に標準価格195,000円と書いてあります。

 

「う~~~ん…ちょっと高いなぁ…」

 

でも背に腹はかえられません。

 

「よし、ヤフオクだ!」

 

最近、社内ではヤフオクやらeBayやら、オークションで競り落とす!ということが密かに流行しています。
検索してみると・・・フフフ・・・ありましたよ・・・

ジャンク品扱いで何と15,000円!

10分の1以下で手に入ってしまうなんて、ヤフオクさまさまですね。

 

「これで36Vまで引っ張って前回の雪辱を果たす!」

 

その時の我々のテンションと言えば、

歯磨き粉のチューブを限界まで絞り出す!

という時のあの何とも言えない高揚感に似た(わかりますかね?)、

要するにハーーイテーーーンショーーーーン!!

dcac

だったわけです。

 

というわけで無事に落札できたのがコチラのDC/ACインバータです。

 

 

多少、表面に傷はありますが問題なく動作するようです。
何を負荷にするか?を考えた結果、とりあえず市販の電球(100W、60W、40W)を組み合わせてみることにしました。

denkyu

 

 

実は、この電菱製のDC/ACインバータが届く3日前の12月23日、
前回ご紹介したDC/ACインバータを使って満充電状態から放電実験を行っていました。そこではなかなか良好な傾向といいますか、
結果が見られたのですが、それは番外編ということで今回は割愛させて頂きます。
が、相当時間がかかるということだけは分かっていましたので、朝一から放電しようと考えておりました。

 

さぁやってやるぜ!!

 

100Wの電球と40Wの電球を使い、140Wの負荷としてこの電菱製DC/ACインバータを蓄電池に接続しました。
電池はほぼ満充電状態(正確には開放電圧から判断すると97%ぐらいでしたが)です。

 

ポチッ!(電源を入れる音)

 

12月26日午前9:47、絞り出し大作戦開始です!

 

実は実験を開始して10分後に、私が会議に入ってしまいまして、記録は編集長にお願いしておりました。
従いまして、DC/ACの入力電流(Idc)の記録がないのはテスターを使うということを伝え忘れましたため、単なる取り忘れです。

 

ここからは単純な記録作業が続きました。

 

果たして40Vを超えた先に待ち受けていたものは!?

 

 

放電開始から約11時間半が経過した21:18、「電圧低下」という表示とともにアラート音が鳴り出しました。

 

前回ほどの嫌な音ではなかったですが、終わりが近づいていることを感じさせる合図ですのでドキドキしてきました。その時の蓄電池の電圧は41.8Vでした。
さぁ、いよいよ未知の領域に突入します。

 

月面に初めて降り立ったアームストロング船長の気持ち・・・

 

とは比較にはなりませんが、要はそれぐらいドキドキだったのです。

 

21:33 その時がやってきました。

なんと電圧が39.9Vを示しています!

40Vを切ってからは、ものすごい勢いで電圧が降下し始めました。
文字通り急降下です。

 

もはや1分おきにデータを取ることにしました。

 

そして21:45(40Vを切ってからわずか12分)、電圧が35.9Vとなりました。

 

その瞬間、ヒュンっ!という感じでDC/ACインバータの電源が落ちました。

消費電力量の積算でいうと1.71kWhでした。

 

 

結果をグラフにしてみたのがコチラです。

result1

思ったより放電量が少なかったな・・・という印象でした。

 

この結果を技術責任者に聞いてみたところ、

 

DC/ACインバータの出力が1,000Wなのに対して、使用した負荷が140W程度とかなり低かったため、変換効率が悪かったのだろう。

 

ということでした。
確かに仕様書を見てみると、「効率(全負荷)91%」というように書かれています。

 

要は負荷が1,000Wである時に変換効率が91だよと・・・

 

そんな落とし穴があるとは・・・

 

勉強になりますね。

 

 

実はこの時、もう既に次の一手を打っていたのです。

 

今回の実験はその次の一手のための布石に過ぎなかったのです。

 

何だと思いますか?

 

ヒントは「ヤフオク」です。

 

 

続く

 

 

(記:田中圭亮)

http://res.cloudinary.com/hv7dr7rdf/image/upload/h_730,w_1024/v1486519685/5566253ff82ce44aa1fe3cb39f998e10_m_a7jxga.jpghttp://res.cloudinary.com/hv7dr7rdf/image/upload/c_crop,h_1369,w_1369,x_275,y_0/h_150,w_150/v1486519685/5566253ff82ce44aa1fe3cb39f998e10_m_a7jxga.jpgeneleaks貯める前回、「Aspen蓄電池の性能を見てみたい」という、ある意味思いつき企画的な実験を行い、 想定外の事態で失敗に終わってしまったことを受け、   「もっと高性能な装置を使ってやらないとダメだ!」   という想いが我々の中で芽生えました。   前回の反省点は「40Vまでしか計測出来ない装置を使ってしまったこと」です。 ということで、今回用意したのが電菱製の「SR1000-248」というDC/ACインバータです。 入力電圧範囲を見ると「36~60Vdc」と書かれています。同時に標準価格195,000円と書いてあります。   「う~~~ん…ちょっと高いなぁ…」   でも背に腹はかえられません。   「よし、ヤフオクだ!」   最近、社内ではヤフオクやらeBayやら、オークションで競り落とす!ということが密かに流行しています。 検索してみると・・・フフフ・・・ありましたよ・・・ ジャンク品扱いで何と15,000円! 10分の1以下で手に入ってしまうなんて、ヤフオクさまさまですね。   「これで36Vまで引っ張って前回の雪辱を果たす!」   その時の我々のテンションと言えば、 歯磨き粉のチューブを限界まで絞り出す! という時のあの何とも言えない高揚感に似た(わかりますかね?)、 要するにハーーイテーーーンショーーーーン!! だったわけです。   というわけで無事に落札できたのがコチラのDC/ACインバータです。     多少、表面に傷はありますが問題なく動作するようです。 何を負荷にするか?を考えた結果、とりあえず市販の電球(100W、60W、40W)を組み合わせてみることにしました。     実は、この電菱製のDC/ACインバータが届く3日前の12月23日、 前回ご紹介したDC/ACインバータを使って満充電状態から放電実験を行っていました。そこではなかなか良好な傾向といいますか、 結果が見られたのですが、それは番外編ということで今回は割愛させて頂きます。 が、相当時間がかかるということだけは分かっていましたので、朝一から放電しようと考えておりました。   さぁやってやるぜ!!   100Wの電球と40Wの電球を使い、140Wの負荷としてこの電菱製DC/ACインバータを蓄電池に接続しました。 電池はほぼ満充電状態(正確には開放電圧から判断すると97%ぐらいでしたが)です。   ポチッ!(電源を入れる音)   12月26日午前9:47、絞り出し大作戦開始です!   実は実験を開始して10分後に、私が会議に入ってしまいまして、記録は編集長にお願いしておりました。 従いまして、DC/ACの入力電流(Idc)の記録がないのはテスターを使うということを伝え忘れましたため、単なる取り忘れです。   ここからは単純な記録作業が続きました。   果たして40Vを超えた先に待ち受けていたものは!?     放電開始から約11時間半が経過した21:18、「電圧低下」という表示とともにアラート音が鳴り出しました。   前回ほどの嫌な音ではなかったですが、終わりが近づいていることを感じさせる合図ですのでドキドキしてきました。その時の蓄電池の電圧は41.8Vでした。 さぁ、いよいよ未知の領域に突入します。   月面に初めて降り立ったアームストロング船長の気持ち・・・   とは比較にはなりませんが、要はそれぐらいドキドキだったのです。   21:33 その時がやってきました。 なんと電圧が39.9Vを示しています! 40Vを切ってからは、ものすごい勢いで電圧が降下し始めました。 文字通り急降下です。   もはや1分おきにデータを取ることにしました。   そして21:45(40Vを切ってからわずか12分)、電圧が35.9Vとなりました。   その瞬間、ヒュンっ!という感じでDC/ACインバータの電源が落ちました。 消費電力量の積算でいうと1.71kWhでした。     結果をグラフにしてみたのがコチラです。 思ったより放電量が少なかったな・・・という印象でした。   この結果を技術責任者に聞いてみたところ、   「DC/ACインバータの出力が1,000Wなのに対して、使用した負荷が140W程度とかなり低かったため、変換効率が悪かったのだろう。」   ということでした。 確かに仕様書を見てみると、「効率(全負荷)91%」というように書かれています。   要は負荷が1,000Wである時に変換効率が91%だよと・・・   そんな落とし穴があるとは・・・   勉強になりますね。     実はこの時、もう既に次の一手を打っていたのです。   今回の実験はその次の一手のための布石に過ぎなかったのです。   何だと思いますか?   ヒントは「ヤフオク」です。     続く     (記:田中圭亮)-再生可能エネルギーの総合情報サイト-

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