それは去る12月22日深夜0時を少し回った時の出来事です。

「このバッテリーの性能って一体どれぐらいなんだろう?」

そんな疑問がふと弊社代表の脳裏をよぎりました。
思い立ったら即行動(72時間ルール)を徹底している代表から、
「充放電の実験を行うぞ!」
というメールが届いたのはそこからわずか5分後の0時8分でした。

 

私は既に帰宅していましたが、珍しく深夜に会社の携帯が鳴ったため、代表からのメールを確認し、
翌日まず何をやるべきか?を一瞬のうちに把握しました。

「まずはバッテリーを満タンにしなくてはいけない。そのためにバッテリーチャージャーを倉庫から持ってこなくては!」

朝、出勤するや否や、倉庫にバッテリーチャージャーを取りに行きました。
そして、放電に必要な負荷をどうするか?を考えました。

「そう言えば前に買った電気ヒーターがあったな…」

ありましたよ、ダイキン製のセラムヒートが。定格1,100Wでつまみで出力を調整できるタイプです。
shg
とにかくまずはこいつを負荷として使って実験をしちゃおう!
当初はそんな軽い気持ちでおりました。

あと必要なものはと言えば、バッテリーの直流の電気を交流の負荷用に変換するDC/ACインバータが必要です。
何か良いものがないか?と探していたところ、ありましたよ1台。
翌週にタイの実証実験(別記事「二アリーオフグリッド実験inタイ 三部作の第一弾!-必然の産物-」)で使用する予定であった定格500Wのインバータが。
実験に必要な道具は揃いました。

 

さぁどうする?

 

「取り敢えず放電してみよっぜ~」

代表もこんなノリです。

バッテリー自体はカラの状態ではなく、ある程度充電はされていると倉庫実験担当のY君から聞いてましたが、
手元にあったテスターがタイミングが悪いことに壊れてしまっていたため、いったいバッテリーの充電率がどれぐらいなのか?が検討もつきませんでした。
なので取り敢えず放電してみる、というのは当然の成り行きでした。

ちなみに、バッテリーの残量は負荷から切り離されて安定した状態の開放電圧を測ることで推測することが出来ます。
ocvsoc
55.0Vocであれば100%、46.0Vocで0%と読み取れます。

 

どれぐらいのバッテリー残量があるのか?も分からぬまま、22日12時53分、放電実験1回目の開始です。
DC/ACインバータには入力電圧と出力電圧を表示する機能がついていましたので、それを10分おきに記録していくことにしました。

 

ここも何となく始めたので完全にアナログ作業です。

10分おきに表示機を確認して、記録する。

この作業は、極めて単純ですが…

 

 

他の業務に全く集中できません(泣)

 

 

 

開始から1時間が経過しようとしていた時に、
弊社の編集長が別記事「(シリーズ節電を考える)待機電力は悪なのか、検証してみた。」で挙げたOAサプライ機器メーカーの
サンワサプライ株式会社さんの家庭用ワットアワーメーターを持ってきてくれました!

 

これで消費電力(瞬時値)と積算電力が計測できます!

 

Oh Yeah!!

 

でも相変わらずアナログ作業です…。

むしろ項目が増えたので私の負荷も倍増です…。

 

全く集中できない状態であったので、私が何をしていたか?と言うと、新電力(PPS)に関しての記事をシコシコと書いてました。

 

そして放電開始から3時間程経過した16時9分、

 

「ビ----!ビ----!ビ------!」

 

といきなりどこかで爆音が鳴り出しました。
地震速報がスマホに届く時に感じるあのなんとも言えない「嫌な感覚」に近い音です。

 

音源を確認してみると、どうやらDC/ACインバータから出ているようでした。
社員は何が起こったのか誰一人分からぬまま、ただただ不安な表情を浮かべていました。
あまりにうるさいので仕事にならず、一旦放電試験を中断することにしました。

 

DC/ACインバータの取説を確認したところ、次のような表記がありました。

 

◆保護機能

入力低電圧保護:40V
入力高電圧保護:60V
入力低電圧アラーム作動電圧:40~42V

 

「なるほど、そういうことか。」

 

要は、このインバータは鉛バッテリーを想定しており、
入力電圧が40Vを下回るといわゆる「過放電」になるため、そうならないようにアラームが鳴ったり、保護機能が働いて止まってしまう
ということです。

 

結果:放電しきれず

 

「もっと低い電圧まで引っ張れる装置が必要だな・・・」

いうことで次の実験は40V以下になっても止まらない装置を行うことになりました。
note

 

続く

 

 

(記:田中圭亮)


http://res.cloudinary.com/hv7dr7rdf/image/upload/v1485494018/S-Line-Battery-Stack_zzye1j_bfwsec.jpghttp://res.cloudinary.com/hv7dr7rdf/image/upload/c_crop,h_250,w_250,x_25,y_0/h_150,w_150/v1485494018/S-Line-Battery-Stack_zzye1j_bfwsec.jpgeneleaks検証シリーズ貯める連載それは去る12月22日深夜0時を少し回った時の出来事です。 「このバッテリーの性能って一体どれぐらいなんだろう?」 そんな疑問がふと弊社代表の脳裏をよぎりました。 思い立ったら即行動(72時間ルール)を徹底している代表から、 「充放電の実験を行うぞ!」 というメールが届いたのはそこからわずか5分後の0時8分でした。   私は既に帰宅していましたが、珍しく深夜に会社の携帯が鳴ったため、代表からのメールを確認し、 翌日まず何をやるべきか?を一瞬のうちに把握しました。 「まずはバッテリーを満タンにしなくてはいけない。そのためにバッテリーチャージャーを倉庫から持ってこなくては!」 朝、出勤するや否や、倉庫にバッテリーチャージャーを取りに行きました。 そして、放電に必要な負荷をどうするか?を考えました。 「そう言えば前に買った電気ヒーターがあったな…」 ありましたよ、ダイキン製のセラムヒートが。定格1,100Wでつまみで出力を調整できるタイプです。 とにかくまずはこいつを負荷として使って実験をしちゃおう! 当初はそんな軽い気持ちでおりました。 あと必要なものはと言えば、バッテリーの直流の電気を交流の負荷用に変換するDC/ACインバータが必要です。 何か良いものがないか?と探していたところ、ありましたよ1台。 翌週にタイの実証実験(別記事「二アリーオフグリッド実験inタイ 三部作の第一弾!-必然の産物-」)で使用する予定であった定格500Wのインバータが。 実験に必要な道具は揃いました。   さぁどうする?   「取り敢えず放電してみよっぜ~」 代表もこんなノリです。 バッテリー自体はカラの状態ではなく、ある程度充電はされていると倉庫実験担当のY君から聞いてましたが、 手元にあったテスターがタイミングが悪いことに壊れてしまっていたため、いったいバッテリーの充電率がどれぐらいなのか?が検討もつきませんでした。 なので取り敢えず放電してみる、というのは当然の成り行きでした。 ちなみに、バッテリーの残量は負荷から切り離されて安定した状態の開放電圧を測ることで推測することが出来ます。 55.0Vocであれば100%、46.0Vocで0%と読み取れます。   どれぐらいのバッテリー残量があるのか?も分からぬまま、22日12時53分、放電実験1回目の開始です。 DC/ACインバータには入力電圧と出力電圧を表示する機能がついていましたので、それを10分おきに記録していくことにしました。   ここも何となく始めたので完全にアナログ作業です。 10分おきに表示機を確認して、記録する。 この作業は、極めて単純ですが…     他の業務に全く集中できません(泣)       開始から1時間が経過しようとしていた時に、 弊社の編集長が別記事「(シリーズ節電を考える)待機電力は悪なのか、検証してみた。」で挙げたOAサプライ機器メーカーの サンワサプライ株式会社さんの家庭用ワットアワーメーターを持ってきてくれました!   これで消費電力(瞬時値)と積算電力が計測できます!   Oh Yeah!!   でも相変わらずアナログ作業です…。 むしろ項目が増えたので私の負荷も倍増です…。   全く集中できない状態であったので、私が何をしていたか?と言うと、新電力(PPS)に関しての記事をシコシコと書いてました。   そして放電開始から3時間程経過した16時9分、   「ビ----!ビ----!ビ------!」   といきなりどこかで爆音が鳴り出しました。 地震速報がスマホに届く時に感じるあのなんとも言えない「嫌な感覚」に近い音です。   音源を確認してみると、どうやらDC/ACインバータから出ているようでした。 社員は何が起こったのか誰一人分からぬまま、ただただ不安な表情を浮かべていました。 あまりにうるさいので仕事にならず、一旦放電試験を中断することにしました。   DC/ACインバータの取説を確認したところ、次のような表記がありました。   ◆保護機能 入力低電圧保護:40V 入力高電圧保護:60V 入力低電圧アラーム作動電圧:40~42V   「なるほど、そういうことか。」   要は、このインバータは鉛バッテリーを想定しており、 入力電圧が40Vを下回るといわゆる「過放電」になるため、そうならないようにアラームが鳴ったり、保護機能が働いて止まってしまう ということです。   結果:放電しきれず   「もっと低い電圧まで引っ張れる装置が必要だな・・・」 いうことで次の実験は40V以下になっても止まらない装置を行うことになりました。   続く     (記:田中圭亮)-再生可能エネルギーの総合情報サイト-