まさかこんな結果になるとは…
それは良い意味で期待を裏切る結果となりました。

去る年末、タイに行ってまいりました。一足先にアジアでバケーションを満喫!

というわけではありません。

ムーバンと呼ばれる住宅集合エリアの一角に、我々が取扱を開始したAquion Energy社のAspen Battery(※)を設置してきたのです。
※ Aspen Batteryについてはコチラ(http://battery.altenergy.co.jp

 

この家はタイの中堅ディベロッパーが販売している戸建住宅を紹介しているオフィス兼ショールームで、
3kW程度の太陽光発電システムが付いています。

タイと言えば、「暑い」印象がありますよね。12月と言えど、日中は30℃を超え、夜であっても20℃以上と、
エアコンがないとちょっと寝苦しい夜を過ごすことになります。

今回の訪問の目的は、このオフィスにバッテリーを設置し、

太陽電池パネルで発電した電気をバッテリー(蓄電池)にすべてためてしまい、ためた電気を使って24時間エアコンを動かす

というシステムを組むこと(実証実験)でした。

 

簡易構成図はこんな感じです。

 

もう一度言います。

「太陽電池パネルで電気を発電させ、チャージコントローラを通してバッテリーを充電し、DC/ACインバータを通してエアコンを動かす」

そういうフローになると想定していました。

何が起こったかと言いますと・・・

 

太陽電池パネルで発電した電気がバッテリーを介さずにエアコン(負荷)に流れ出したのです。

 

グラフにするとこうです。

黄色の折れ線グラフがエアコンの負荷電力量です。
オレンジ色の折れ線グラフが太陽電池パネルの発電量です。
そしてグレーの折れ線グラフがバッテリーの充放電量(プラスが放電、マイナスが充電)を表しています。

太陽光が発電すると、その電気で直接エアコンを動かし、余った分がバッテリーに充電される。
そして太陽光が発電していない間は充電しておいた電気が放電されてエアコンを動かす、ということです。

 基本的な電気の性質(電圧は高いところから低いところに流れる)と言われればその通りなのですが、
なぜこれが驚きなのか?
といいますと、まず1点目としては上記のようなフローになるような制御を何もしていないからです。

例えば上記のようなフローを鉛バッテリーを使って構築しようとした場合、
インバータなどの制御機器が必要となります。その分当然コストがかさみます。
リチウムイオンバッテリーシステムが高価なのは、いろいろな「制御」が大変だからです。
この「制御がいらない」という現象は、私たちが提唱する「BMSM思想」(第二弾にてご紹介します)を体現しているわけです。

そして2つ目のポイントはバッテリーを余り消耗していない、という事実です。

ご存じの方も多いかと思いますが、バッテリーの寿命と言うのは放電深度(DoD)によって大きく変わってきます。
詳しくは第三弾にてご紹介いたします。

タイでの実験第一弾としては思わぬ結果となり、このAspen Batteryの秘めた可能性を感じずにはいられません。
さすがMIT(マサチューセッツ工科大学)がランキングした2016年最も優れた企業ベスト50の5位にランクインしただけの会社です。

 

実験第二弾としては、バッテリーに充電した電気でもエアコンの電気がまかなえない場合(天候等の影響で十分に電気がためられなかった場合等)に、
最終手段として電力会社(グリッド)から購入するというニアリーオフグリッドシステムを実現するため、
ハイブリッドパワーコンディショナを用いた実験を2月末から予定しております。そちらもお楽しみに!

 

(記:田中圭亮)

 


http://res.cloudinary.com/hv7dr7rdf/image/upload/h_678,w_1024/v1485172757/DSC_1152_m9aftu.jpghttp://res.cloudinary.com/hv7dr7rdf/image/upload/c_crop,h_847,w_847,x_216,y_0/h_150,w_150/v1485172757/DSC_1152_m9aftu.jpgeneleaks省くまさかこんな結果になるとは… それは良い意味で期待を裏切る結果となりました。 去る年末、タイに行ってまいりました。一足先にアジアでバケーションを満喫! というわけではありません。 ムーバンと呼ばれる住宅集合エリアの一角に、我々が取扱を開始したAquion Energy社のAspen Battery(※)を設置してきたのです。 ※ Aspen Batteryについてはコチラ(http://battery.altenergy.co.jp)   この家はタイの中堅ディベロッパーが販売している戸建住宅を紹介しているオフィス兼ショールームで、 3kW程度の太陽光発電システムが付いています。 タイと言えば、「暑い」印象がありますよね。12月と言えど、日中は30℃を超え、夜であっても20℃以上と、 エアコンがないとちょっと寝苦しい夜を過ごすことになります。 今回の訪問の目的は、このオフィスにバッテリーを設置し、 太陽電池パネルで発電した電気をバッテリー(蓄電池)にすべてためてしまい、ためた電気を使って24時間エアコンを動かす というシステムを組むこと(実証実験)でした。   簡易構成図はこんな感じです。   もう一度言います。 「太陽電池パネルで電気を発電させ、チャージコントローラを通してバッテリーを充電し、DC/ACインバータを通してエアコンを動かす」 そういうフローになると想定していました。 何が起こったかと言いますと・・・   太陽電池パネルで発電した電気がバッテリーを介さずにエアコン(負荷)に流れ出したのです。   グラフにするとこうです。 黄色の折れ線グラフがエアコンの負荷電力量です。 オレンジ色の折れ線グラフが太陽電池パネルの発電量です。 そしてグレーの折れ線グラフがバッテリーの充放電量(プラスが放電、マイナスが充電)を表しています。 太陽光が発電すると、その電気で直接エアコンを動かし、余った分がバッテリーに充電される。 そして太陽光が発電していない間は充電しておいた電気が放電されてエアコンを動かす、ということです。  基本的な電気の性質(電圧は高いところから低いところに流れる)と言われればその通りなのですが、 なぜこれが驚きなのか? といいますと、まず1点目としては上記のようなフローになるような制御を何もしていないからです。 例えば上記のようなフローを鉛バッテリーを使って構築しようとした場合、 インバータなどの制御機器が必要となります。その分当然コストがかさみます。 リチウムイオンバッテリーシステムが高価なのは、いろいろな「制御」が大変だからです。 この「制御がいらない」という現象は、私たちが提唱する「BMSM思想」(第二弾にてご紹介します)を体現しているわけです。 そして2つ目のポイントはバッテリーを余り消耗していない、という事実です。 ご存じの方も多いかと思いますが、バッテリーの寿命と言うのは放電深度(DoD)によって大きく変わってきます。 詳しくは第三弾にてご紹介いたします。 タイでの実験第一弾としては思わぬ結果となり、このAspen Batteryの秘めた可能性を感じずにはいられません。 さすがMIT(マサチューセッツ工科大学)がランキングした2016年最も優れた企業ベスト50の5位にランクインしただけの会社です。   実験第二弾としては、バッテリーに充電した電気でもエアコンの電気がまかなえない場合(天候等の影響で十分に電気がためられなかった場合等)に、 最終手段として電力会社(グリッド)から購入するというニアリーオフグリッドシステムを実現するため、 ハイブリッドパワーコンディショナを用いた実験を2月末から予定しております。そちらもお楽しみに!   (記:田中圭亮)  -再生可能エネルギーの総合情報サイト-