「FIT利用率を高めることは発電所所有者の権利である」
昨年の会社における流行語大賞はこの「FIT利用率」と言っても過言ではないかもしれません。

ところで、「FIT利用率」って聞いたこと…ないと思います。

それもそのはず、これは我々が勝手にそう読んでいるいわば造語です。
しかしながら太陽光発電を取り巻く再生可能エネルギー業界においては、無視できない存在です。

その前に、FITはご存知ですよね?
社内の女性スタッフに「FITって知ってる?」と聞いたら、「ホンダの自動車ですよね!?」と嬉しそうに返ってきたときには言葉を失いましたが・・・

 

FIT(Feed in Tariff) 通称:固定価格買取制度

 

要は、発電した電気を予め定められた単価で電力会社が買い取ってくれる制度、でしたね。
これは発電所を所有している者の「権利」なのです。

ところで、下記のような図を見たことはありませんか?

 

これは太陽光発電の時間帯別発電量のグラフですが、
栃木県那須塩原市における48.00kW太陽光発電システムを想定しています。
春夏秋冬で発電量は異なりますので、1月、4月、7月、10月で比較的晴れた日のデータを載せています。

次にPCS(パワーコンディショナ)容量ですが、10kWのPCSを4台使用しておりますので合計40kWということになります。
この40kWという容量が、この発電所の上限つまり「権利」と呼ぶことができます。
要は40kWを上限として四角く囲まれた部分を100%フル活用することが出来れば…なんだか美味しそうな匂いがしますね。

もう少し補足しますと、PCSの定格容量を超えた発電量は「ピークカット」と呼ばれ、廃棄されてしまいます。
上のグラフで言うと、7月1日の発電量はお昼の12時には41.3kWh発電していますので40kWという上限を超えています。
超えた1.3kWhについては捨てられてしまうというわけです。

パネルが48kWに対してPCSが40kW、いわゆる「過積載システム」ですのでこういうことが起こります。
但しこれは微分値ですので、365日積分をしていくと過積載率120%程度のシステムであれば大したロスではないことがわかります。
(下記表参照)

◆ 48.00kW年間発電量

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 合計
3,397 3,677 5,073 5,380 5,823 4,687 4,563 4,613 3,424 3,492 3,090 3,092 50,310

 

◆ 48.00kW売電電力量(ピークカットロス除く)

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 合計
3,397 3,677 5,073 5,380 5,811 4,669 4,557 4,613 3,424 3,492 3,090 3,092 50,274

 

ピークカットが起こっているのは5月、6月、7月だけですね。
ロス率としては、

1-(50,274kWh÷50,310kWh)=0.7%です。

だからこそ150%過積載とかが当り前のように普及しているわけですね。

さて、この過積載率120%のシステムが一体どれぐらいのFIT利用率なのか?を計算してみました。
最初のグラフを見ると25~30%ぐらい活用しているのでは?というように見えます。
しかし、あえて良い条件の日程を選定していますので曇りの日もあれば雨の日もあります。

こんなグラフのような日もありますよね。

では実際、年間を通して見るとどれぐらいなのか!?

 

 

FIT利用率=50,274kWh ÷ 350,400kWh14.3

 

 

ファ!?

 

 

こんなに低いのですね。
ちなみに分子は売電電力量50,274kWh、分母は先のグラフの四角く囲った部分の積分値となりますので
PCS40kW×24時間×365日分=350,400kWhがきます。

 

でも…

 

安心して下さい!

 

このFIT利用率を高めるシステムを開発しました!!

 

その名もミッドナイト方式!!

 

その正体は別の機会にお伝えすることにいたします。

 

 

 

 

(記:田中圭亮)

http://res.cloudinary.com/hv7dr7rdf/image/upload/h_682,w_1024/v1484198602/pixta_20092576_M_ilnegc.jpghttp://res.cloudinary.com/hv7dr7rdf/image/upload/c_crop,h_1333,w_1333,x_333,y_0/h_150,w_150/v1484198602/pixta_20092576_M_ilnegc.jpgaltenergy創る「FIT利用率を高めることは発電所所有者の権利である」 昨年の会社における流行語大賞はこの「FIT利用率」と言っても過言ではないかもしれません。 ところで、「FIT利用率」って聞いたこと…ないと思います。 それもそのはず、これは我々が勝手にそう読んでいるいわば造語です。 しかしながら太陽光発電を取り巻く再生可能エネルギー業界においては、無視できない存在です。 その前に、FITはご存知ですよね? 社内の女性スタッフに「FITって知ってる?」と聞いたら、「ホンダの自動車ですよね!?」と嬉しそうに返ってきたときには言葉を失いましたが・・・   FIT(Feed in Tariff) 通称:固定価格買取制度   要は、発電した電気を予め定められた単価で電力会社が買い取ってくれる制度、でしたね。 これは発電所を所有している者の「権利」なのです。 ところで、下記のような図を見たことはありませんか?   これは太陽光発電の時間帯別発電量のグラフですが、 栃木県那須塩原市における48.00kW太陽光発電システムを想定しています。 春夏秋冬で発電量は異なりますので、1月、4月、7月、10月で比較的晴れた日のデータを載せています。 次にPCS(パワーコンディショナ)容量ですが、10kWのPCSを4台使用しておりますので合計40kWということになります。 この40kWという容量が、この発電所の上限つまり「権利」と呼ぶことができます。 要は40kWを上限として四角く囲まれた部分を100%フル活用することが出来れば…なんだか美味しそうな匂いがしますね。 もう少し補足しますと、PCSの定格容量を超えた発電量は「ピークカット」と呼ばれ、廃棄されてしまいます。 上のグラフで言うと、7月1日の発電量はお昼の12時には41.3kWh発電していますので40kWという上限を超えています。 超えた1.3kWhについては捨てられてしまうというわけです。 パネルが48kWに対してPCSが40kW、いわゆる「過積載システム」ですのでこういうことが起こります。 但しこれは微分値ですので、365日積分をしていくと過積載率120%程度のシステムであれば大したロスではないことがわかります。 (下記表参照) ◆ 48.00kW年間発電量 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 合計 3,397 3,677 5,073 5,380 5,823 4,687 4,563 4,613 3,424 3,492 3,090 3,092 50,310   ◆ 48.00kW売電電力量(ピークカットロス除く) 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 合計 3,397 3,677 5,073 5,380 5,811 4,669 4,557 4,613 3,424 3,492 3,090 3,092 50,274   ピークカットが起こっているのは5月、6月、7月だけですね。 ロス率としては、 1-(50,274kWh÷50,310kWh)=0.7%です。 だからこそ150%過積載とかが当り前のように普及しているわけですね。 さて、この過積載率120%のシステムが一体どれぐらいのFIT利用率なのか?を計算してみました。 最初のグラフを見ると25~30%ぐらい活用しているのでは?というように見えます。 しかし、あえて良い条件の日程を選定していますので曇りの日もあれば雨の日もあります。 こんなグラフのような日もありますよね。 では実際、年間を通して見るとどれぐらいなのか!?     FIT利用率=50,274kWh ÷ 350,400kWh=14.3%     ファ!?     こんなに低いのですね。 ちなみに分子は売電電力量50,274kWh、分母は先のグラフの四角く囲った部分の積分値となりますので PCS40kW×24時間×365日分=350,400kWhがきます。   でも…   安心して下さい!   このFIT利用率を高めるシステムを開発しました!!   その名もミッドナイト方式!!   その正体は別の機会にお伝えすることにいたします。         (記:田中圭亮)-再生可能エネルギーの総合情報サイト-

あなたにお勧めの記事はこちら