「海外メーカーの太陽光パネルって価格は安くて魅力的だけど、性能やアフターフォローの事を考えるとどうも心配」という声をお客様から良く聞きます。
国内メーカーご指名というお客様もいまだ多いようで、戸建住宅用太陽光発電システムでは
国産メーカー6社(パナソニック、シャープ、京セラ、東芝、三菱、ソーラーフロンティア)で年間シェアの約8割を占めています。
やはり海外メーカーは産業用とは違い住宅用では苦戦している様です。

下のランキングをご覧ください。

これは2015年のセル出荷量の世界ランキングですが、日本のメーカーは1社も入っていません…
日本は携帯電話やゲームソフトでガラパゴス化と言われ日本独自の市場を形成しましたが、住宅用太陽光パネルも同様のようです。

住宅用太陽光発電で海外メーカーが苦戦している原因は、日本人がブランドやネームバリューに弱い事や、
国内メーカー信仰の人が多いという事を除くと、大きな要因は以下の4つだと思います。

①品質 ②保証 ③アフターフォロー ④倒産・撤退

 

■品質

パナソニックの津賀一宏社長がアメリカの家電見本市で、
中国や韓国の製品を見て「もう日本の家電はダメだな。一目瞭然だ」と言ったというのは有名は話ですが、
アジア製は品質が悪く、国産品は高性能だと思っているのはどうやら我々国内にいる日本人だけのようです。
すでにテレビやスマートフォンでは日本製を上回る高性能な製品を低価格で販売するメーカーが現れています。
太陽光パネルも同様に近年国内メーカーと海外メーカーの差は無くなってきていると言っていいでしょう。

 

■保証

保証に関しては、メーカー別に比較をしているサイトやブログが多くありますのでそちらを見ていただくとして、
結論から言うと国内メーカーも海外メーカーもほとんど変わりません。
機器保証が長かったり、出力保証が長かったりメーカーにより多少違ってきますがその差は
国内メーカー、海外メーカーという事では分けられませんでした。

 

■アフターフォロー

ハンファQセルズやカナディアンソーラーなど国内で住宅用に力を入れているメーカーは日本各地にサービスの拠点を築いています。
国内メーカーと同様のフォロー体制を持つメーカーが増えています。

 

■倒産・撤退

やはり皆さんここが一番気になるのではないでしょうか。
ここが崩れると保証もアフターフォローありません。

海外メーカーが撤退する場合、考えられるのは大きく分けて以下の3つのパターンではないでしょうか

1.メーカーが破綻、民事再生

2.メーカーが太陽光発電事業から撤退

3.メーカーが日本からの事業撤退、事業移管

太陽光パネル市場への参入はそれほど障壁が高くないと言われてきましたが、
現在業界内はレッドオーシャンと化しており、激しい価格競争が起きています。
以前のように簡単に利益を得る事は、難しくなってきています。

ドイツでは、Qセルズを始めとする大手太陽電池メーカーの破綻が相次ぎ、
その後、飛ぶ鳥を落とす勢いだった、チャオリやサンテック等の中国勢も破綻しています。
しかし、上の表を見てもわかるように、Qセルズもサンテックも買収や譲渡などを得てしぶとく復活しています。
国内の保証体制も継続しているようです。

逆に国内メーカーでもホンダソルテックやノーリツのように事業撤退したメーカーもあります。
シャープもどうなるかわかりません…。

以上の事から、皆さんが懸念されるほど海外メーカーを選ぶ事によるリスクは無いようです。

今後もZEH、ZEB等のゼロエネルギーシステムと共に発展が見込まれる太陽光発電。
これからはメーカーや発電効率で選ぶのではなく、設置方法や工法で選ぶ時代になるのではないでしょうか。

 

 

【付録】海外メーカーのパネルを選択する際のチェック項目

・産業用よりも住宅用に力を入れているメーカーである。
・日本法人がある
・国内主要地域に営業拠点がある
・パワーガード等の再保険に加入している。
・国際的品質基準の認証を取得している
・定期的に後継機種を発売している

 

 

(記:高橋努)


http://res.cloudinary.com/hv7dr7rdf/image/upload/v1482490329/zu1_pbtxko.jpghttp://res.cloudinary.com/hv7dr7rdf/image/upload/c_crop,h_384,w_384,x_95,y_0/h_150,w_150/v1482490329/zu1_pbtxko.jpgeneleaks創る「海外メーカーの太陽光パネルって価格は安くて魅力的だけど、性能やアフターフォローの事を考えるとどうも心配」という声をお客様から良く聞きます。 国内メーカーご指名というお客様もいまだ多いようで、戸建住宅用太陽光発電システムでは 国産メーカー6社(パナソニック、シャープ、京セラ、東芝、三菱、ソーラーフロンティア)で年間シェアの約8割を占めています。 やはり海外メーカーは産業用とは違い住宅用では苦戦している様です。 下のランキングをご覧ください。 これは2015年のセル出荷量の世界ランキングですが、日本のメーカーは1社も入っていません… 日本は携帯電話やゲームソフトでガラパゴス化と言われ日本独自の市場を形成しましたが、住宅用太陽光パネルも同様のようです。 住宅用太陽光発電で海外メーカーが苦戦している原因は、日本人がブランドやネームバリューに弱い事や、 国内メーカー信仰の人が多いという事を除くと、大きな要因は以下の4つだと思います。 ①品質 ②保証 ③アフターフォロー ④倒産・撤退   ■品質 パナソニックの津賀一宏社長がアメリカの家電見本市で、 中国や韓国の製品を見て「もう日本の家電はダメだな。一目瞭然だ」と言ったというのは有名は話ですが、 アジア製は品質が悪く、国産品は高性能だと思っているのはどうやら我々国内にいる日本人だけのようです。 すでにテレビやスマートフォンでは日本製を上回る高性能な製品を低価格で販売するメーカーが現れています。 太陽光パネルも同様に近年国内メーカーと海外メーカーの差は無くなってきていると言っていいでしょう。   ■保証 保証に関しては、メーカー別に比較をしているサイトやブログが多くありますのでそちらを見ていただくとして、 結論から言うと国内メーカーも海外メーカーもほとんど変わりません。 機器保証が長かったり、出力保証が長かったりメーカーにより多少違ってきますがその差は 国内メーカー、海外メーカーという事では分けられませんでした。   ■アフターフォロー ハンファQセルズやカナディアンソーラーなど国内で住宅用に力を入れているメーカーは日本各地にサービスの拠点を築いています。 国内メーカーと同様のフォロー体制を持つメーカーが増えています。   ■倒産・撤退 やはり皆さんここが一番気になるのではないでしょうか。 ここが崩れると保証もアフターフォローありません。 海外メーカーが撤退する場合、考えられるのは大きく分けて以下の3つのパターンではないでしょうか 1.メーカーが破綻、民事再生 2.メーカーが太陽光発電事業から撤退 3.メーカーが日本からの事業撤退、事業移管 太陽光パネル市場への参入はそれほど障壁が高くないと言われてきましたが、 現在業界内はレッドオーシャンと化しており、激しい価格競争が起きています。 以前のように簡単に利益を得る事は、難しくなってきています。 ドイツでは、Qセルズを始めとする大手太陽電池メーカーの破綻が相次ぎ、 その後、飛ぶ鳥を落とす勢いだった、チャオリやサンテック等の中国勢も破綻しています。 しかし、上の表を見てもわかるように、Qセルズもサンテックも買収や譲渡などを得てしぶとく復活しています。 国内の保証体制も継続しているようです。 逆に国内メーカーでもホンダソルテックやノーリツのように事業撤退したメーカーもあります。 シャープもどうなるかわかりません…。 以上の事から、皆さんが懸念されるほど海外メーカーを選ぶ事によるリスクは無いようです。 今後もZEH、ZEB等のゼロエネルギーシステムと共に発展が見込まれる太陽光発電。 これからはメーカーや発電効率で選ぶのではなく、設置方法や工法で選ぶ時代になるのではないでしょうか。     【付録】海外メーカーのパネルを選択する際のチェック項目 ・産業用よりも住宅用に力を入れているメーカーである。 ・日本法人がある ・国内主要地域に営業拠点がある ・パワーガード等の再保険に加入している。 ・国際的品質基準の認証を取得している ・定期的に後継機種を発売している     (記:高橋努)-再生可能エネルギーの総合情報サイト-