太陽光発電の営業をしていると、お客様が導入を決断する理由として
やはり経済的なメリットを上げる方が一番多いのですが、
複合的な要因として、災害時にも使えるのでちょっと安心という意見も結構あります。

近年、大きな災害が続いており、潜在意識の中に災害に対して何か備えをしなければという
思いが反映されているかもしれませんね。

 

さて、では実際に災害になり停電となった時に太陽光発電をどう使うか、
実際に導入された方でもあまり意識されたことがないのではないでしょうか。

災害を経験された方の教訓で、「普段から使っているものでないといざと言う時は使えない」
という話を聞いたことがあります。
災害用にと押入れの中で眠っているものをひっぱり出してきても、いざ使おうと思ったら
電池が切れていたり、故障していたりということがあったそうです。

太陽光発電自体は、普段から利用しているものなので、そういった意味では安心の部類に入ると思うのですが、
通常は、パワーコンディショナーは「連係モード」(売電ですね)で利用している人がほとんどだと思いますので、
いざと言う時のために、ここで自立運転の方法と、どれくらい使えるのかを検証してみました。

ちなみに、太陽光発電がついていると、
停電になっても部屋の電気が煌々とついているところをイメージされる方も多いのですが、
一般的な太陽光発電システムでは、自立モードで家の分電盤から、部屋のコンセントへ電気を供給することは出来ず、
パワーコンディショナーについているコンセントから最大1500wまでの電気を取り出すことが出来るのみです。
パワーコンディショナーについているコンセントの位置は、メーカーによってまちまちですが、
我が家の場合、側面に付いています。
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連係モードから自立モードへの変更方法

まず現在の発電状況から、本日は晴天です。
時間は午後13時過ぎ。
我が家の太陽光発電は、東西屋根に合計3.4kwのソーラーパネルが設置されています。
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現在の発電量は、1.26kwです。
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まず太陽光を設置したご家庭であれば、ブレーカー(分電盤)の近くに
太陽光用のブレーカーが設置されているはずです。
奥に映っているのが太陽光用のブレーカーです。
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①太陽光ブレーカーをOFFにする
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②太陽光ブレーカーの電源をOFFにしたら、次にパワーコンディショナーのスイッチを入れる
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写真では見にくいですが、自立が点灯しています。
ここで、あれ???
発電を全くしていないとお気づきの方もいるかもしれません。
電気の特性として、負荷につながれていないと発電はしないのです。
なので自立モードを起動しても、その先に負荷(コンセントを指して、電気を使っている状態)が
ないと発電はゼロになります。

ちなみに太陽光発電で発電した電気が送電網へ流れる仕組みを簡単に説明すると
電圧は水圧と似ていて、高いほうから低いほうへ流れる性質があります。
送電線内は、法律(電気事業法)では「101Vの上下6Vを超えない値で維持する」と定められており
パワーコンディショナーで作る電気は、一般的に107vで設定しています。
そのために太陽光で発電した電気が送電網へ流れて逆潮流して、その量を売電メータで計量して
売電金額が算出されています。

電圧抑制という言葉もよく聞きますが、電圧抑制は送電線内の電圧が一時的に高くなり、
そのため発電した電気が送電網へ流れにくくなる現象です。

その地域で太陽光を設置している家が多数になると、
その地域の電圧ピンポイントであがり、電圧抑制がかかりやすくなるなどの事例もあるそうです。

それでは、実験です。下記3つで自立発電での動作状況を確認しました。

1.携帯の充電
2・ドライヤー
3.ポータブルテレビ

 

携帯の充電

災害時の用途では、やはり外部との通信手段が不安だという声は多いのですが、
つないでみると全く問題なく充電できます。
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ドライヤー

電気を消費する代表なような存在ですね。
ちょっと出来るかどうかドキドキしていましたが、問題なく温風が出てきました。
発電量の表示が1.1kwになっていますね。
連係時に確認した発電量が、1.26kwなので結構ギリギリです。
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ポータブルテレビ

問題なく映りました。
画像も乱れることは無かったですね。
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結果

 

正直何の面白味のない結果となってしまいました。
今日は雲一つない晴天、発電がとても安定しています。
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こういう時であれば、安定的に電気を使えることはわかりました。
今度は曇りの日とか、晴れていても雲がかかっている日に改めて確認をしてみたいと思います。

 

 

 

 

最後に
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試した後は、太陽光ブレーカーをONにして
パワコンのスイッチを入れ、連係モードで発電していることをしっかり確認しましょう。

検針票が来て、売電がゼロ円ってことにならならいように
くれぐれも注意して下さいね。

 

 

 

 

 

 

(記:岡田健吾)


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